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「古代日本の『西の都』」日本遺産で初の認定取り消し!

2025年02月06日 01時22分43秒 | ●2025年度<第1次筆記試験>対策
「古代日本の『西の都』」日本遺産で初の認定取り消し!

「日本遺産」は、全国通訳案内士試験第1次筆記試験<一般常識>問題に、2016年、2017年(2題)、2021年に出題されている重要項目ですが、太宰府天満宮などの文化財で構成された「古代日本の『西の都』」について、文化庁は、地域活性化の取り組みに改善が必要だとして認定を取り消しました。日本遺産の認定が取り消されるのは、2015年に制度ができてから初めてです。
「日本遺産」は、各地に点在する文化財を歴史的な経緯や地域の特色ごとにまとめて観光振興に生かそうと、文化庁が2015年から地域を認定しています。

これまでに104件が認定されていますが、このうち、太宰府天満宮など福岡県と佐賀県の一部の市と町の文化財で構成された「古代日本の『西の都』」について、文化庁は4日、地域活性化の取り組みに一層の改善が必要だなどとして、日本遺産の認定を取り消しました。

そのうえで日本遺産の候補地域に格下げし、2026年度以降に日本遺産に再度申請できるとしています。

「古代日本の『西の都』」は、岐阜市や鳥取県三朝町などの日本遺産とともに地域活性化の計画が不十分だと指摘され、3年前の2022年から取り組みを着実に実行するよう求められていました。

日本遺産の認定が取り消されるのは、2015年に制度ができてから初めてです。

一方、北海道小樽市の「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」が新たに日本遺産に認定されました。

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「日本遺産」の出題実績
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●出題実績
「日本遺産」は、第1次筆記試験<一般常識>に、2016年、2017年(2題)、2021年に出題されている。
2016年度:大問2(7)「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の根源-」

2017年度:大問7(4)(問3)「きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地」
①瀬戸焼(愛知県)、②越前焼(福井県)、③丹波焼(兵庫県)
④常滑焼(愛知県)、⑤信楽焼(滋賀県)、⑥備前焼(岡山県)

2017年度:大問7(4)(問4)「日本遺産の主旨と目的」
「日本遺産は歴史的経緯や、地域の風土に根ざした世代を超えて受け継がれている伝承,風習などを踏まえたストーリーの下に有形・無形の文化財をパッケージ化するものである。」

上記の選択肢(正解)の文章は、下記の「日本遺産(Japan Heritage)」パンフレットの<日本遺産とは>からの抜粋となっているので、今後も注意が必要です。

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日本遺産とは
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2021年度:大問15(問18)「日本遺産に関する説明」
「日本遺産(Japan Heritage)」とは
(1)我が国の文化・伝統を語るストーリーを認定
「日本遺産」は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。

(2)世界遺産や指定文化財との違い
世界遺産登録や文化財指定は,いずれも登録・指定される文化財(文化遺産)の価値付けを行い,保護を担保することを目的とするものです。一方で、日本遺産は,既存の文化財の価値付けや保全のための新たな規制を図ることを目的としたものではなく,地域に点在する遺産を「面」として活用し,発信することで,地域活性化を図ることを目的としている点に違いがあります。

(3)認定による効果
「日本遺産」に認定されると,認定された当該地域の認知度が高まるとともに,今後,日本遺産を通じた様々な取組を行うことにより,地域住民のアイデンティティの再確認や地域のブランド化等にも貢献し,ひいては地方創生に大いに資するものとなると考えています。

(4)これまでに認定された「日本遺産」
日本遺産ポータルサイト
※日本遺産に関する情報を一元的に取得できるサイトです。
※各認定ストーリーや所在地のほか,動画なども掲載し,ビジュアル的に楽しめるサイトを目指しています。

(5)ストーリーのタイトル
(1)近世日本の教育遺産群~学ぶ心・礼節の本源~(2016)
(2)かかあ天下~ぐんまの絹物語~
(3)加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡~人,技,心~
(4)灯(あか)り舞う半島能登~熱狂のキリコ祭り~
(5)海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国(みけつくに)若狭と鯖街道~
(6)「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜
(7)祈る皇女斎王のみやこ斎宮
(8)琵琶湖とその水辺景観~祈りと暮らしの水遺産
(9)日本茶800年の歴史散歩
(10)丹波篠山デカンショ節~民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶
(11)日本国創成のとき~飛鳥を翔(かけ)た女性たち~
(12)六根清浄と六感治癒の地~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~
(13)津和野今昔~百景図を歩く~
(14)尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市
(15)「四国遍路」~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~
(16)古代日本の「西の都」~東アジアとの交流拠点~
(17)国境の島壱岐・対馬~古代からの架け橋~
(18)相良700年が生んだ保守と進取の文化~日本でもっとも豊かな隠れ里~人吉球磨~
(19)政宗が育んだ“伊達”な文化
(20)自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』~樹齢300年を超える杉並木につつまれた2,446段の石段から始まる出羽三山~
(21)会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~
(22)未来を拓いた「一本の水路」-大久保利通“最期の夢”と開拓者の軌跡郡山・猪苗代-
(23)「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」─佐倉・成田・佐原・銚子:百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的町並み群─
(24)江戸庶民の信仰と行楽の地~巨大な木太刀を担いで「大山詣り」~
(25)「いざ,鎌倉」~歴史と文化が描くモザイク画のまちへ~
(26)「なんだ,コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化
(27)『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~
(28)木曽路はすべて山の中~山を守り山に生きる~)
(29)飛騨匠の技・こころ―木とともに,今に引き継ぐ1300年―
(30)『古事記』の冒頭を飾る「国生みの島・淡路」~古代国家を支えた海人の営み~
(31)森に育まれ,森を育んだ人々の暮らしとこころ~美林連なる造林発祥の地“吉野”~
(32)鯨とともに生きる
(33)地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市
(34)出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~
(35)鎮守府横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~
(36)“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊“MurakamiKAIZOKU”の記憶-
(37)日本磁器のふるさと肥前~百花繚乱のやきもの散歩~
(38)江差の五月は江戸にもない─ニシンの繁栄が息づく町─
(39)荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~
(40)サムライゆかりのシルク日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ
(41)和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田
(42)忍びの里伊賀・甲賀─リアル忍者を求めて─
(43)300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊
(44)1400年に渡る悠久の歴史を伝える「最古の国道」~竹内街道・横大路(大道)~
(45)播但貫く,銀の馬車道鉱石の道~資源大国日本の記憶をたどる73kmの轍~
(46)絶景の宝庫和歌の浦
(47)「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地紀州湯浅
(48)日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る~
(49)一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~
(50)きっと恋する六古窯─日本生まれ日本育ちのやきもの産地─(2017)
(51)森林鉄道から日本一のゆずロードへ─ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化─
(52)関門“ノスタルジック”海峡~時の停車場,近代化の記憶~
(53)米作り,二千年にわたる大地の記憶~菊池川流域「今昔『水稲』物語」~
(54)やばけい遊覧~大地に描いた山水絵巻の道をゆく
(55)カムイと共に生きる上川アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界~
(56)山寺が支えた紅花文化
(57)地下迷宮の秘密を探る旅~大谷石文化が息づくまち宇都宮~
(58)明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~
(59)宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波
(60)葡萄畑が織りなす風景-山梨県峡東地域-
(61)星降る中部高地の縄文世界―数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅─
(62)旅人たちの足跡残る悠久の石畳道―箱根八里で辿る遥かな江戸の旅路
(63)「百世の安堵」~津波と復興の記憶が生きる広川の防災遺産~
(64)「桃太郎伝説」の生まれたまちおかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~
(65)瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町~セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦~
(66)鬼が仏になった里「くにさき」
(67)古代人のモニュメント-台地に絵を描く南国宮崎の古墳景観-

以上


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