折々のうま-当たらぬでもなし

競馬記事で埋めちゃうから、随想に心打たれた人はブックマークだ。

なぜ競馬は必要なのか

2008年07月03日 03時03分51秒 | 競馬
なぜ競馬は必要なのか。

競馬の醍醐味は私以上に熱く語っている人がいるのでそちらに譲る。

社会にとって必要なものなのか私なりに考えてみた。

動物虐待である。
ギャンブル依存症を生み出している。
競馬場や場外ではお行儀の悪い「ファン」がいて近隣の方は、
さぞご立腹だろう。
あれほど車で来るなといっているのに交通渋滞もひどい。

そもそも日本での近代競馬の発祥は軍用馬の育成が主眼だと思っている。
それが現在に至るまでの過程で、財政に寄与してきたわけだが、
レジャーの多様化による赤字転落で地方競馬は存亡の危機に瀕している。

JRAに限っていうと、主管は農林水産省である。
実際、生産者を含み就業者の裾野は広い。

現在、日本の畜産は危機に瀕している。
競走馬を食うわけではないが、牧畜業というのは関連産業がないと
単独では成り立たないものである。

競走馬というのはそれ自体はたいしたことはないが、
こと大型動物の繁殖技術の涵養、獣医師志望者の安定した就職先という点では、
これくらい大きいものはないのである。
人間の医療の崩壊が問題になっているが、それは畜産業における
獣医師でも起こりつつあることなのである。

ブランド牛の産地の近所に地方競馬があるのは決して偶然ではないのである。
コメント
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