折々のうま-当たらぬでもなし

競馬記事で埋めちゃうから、随想に心打たれた人はブックマークだ。

デフレで日本人が考えるべきこと

2010年01月10日 00時05分47秒 | 経済
ひいきの老舗の閉店でかなり凹んでいる。
個人的な感傷かもしれない。

デフレで片づけてしまうのは簡単だが、
私たちが考えなければならないことがある。

連綿と続いてきた伝統を私たちの代で断ち切ってしまっていいのか。
エジプトはピラミッドを造る技術があったのに、
なぜ現代までその繁栄を維持できなかったのかと言うことだ。

神社本庁の政治姿勢とは厳しく対峙する私であるが、
伊勢神宮の式年遷宮の思想には激しく共感を覚えるのも事実だ。

世界に冠たる土木橋梁技術も、ある程度作り続けなければ、
継承できないのも事実である。

町工場や伝統工芸にも日本人の「巧」「美」の神髄がある。

「不易流行」は松尾芭蕉の提唱であるが、俳諧のみならず、
あらゆるものには、変わらないもの、変えてはならない本質と、
取り入れ咀嚼していくべき、新しい潮流というものがある。

わたしのような保守的な人間が民主党に一縷の希望を繋ぐのは、
ひとえに愚直なまでの岡田外相の真摯な姿勢に対してである。

この希望が落胆に変わらぬことを願ってはいるが、
例え彼が失敗しても、余人を持って代え難いとはこのことである。

彼は日本の否、この世の最後の希望である。

コメント
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