折々のうま-当たらぬでもなし

がんばる、寄り添う、安全安心、ふれあい、にぎわい…これぞバカの判別式

自民に小沢系16人と連携論、民主自壊を期待

2011年02月20日 09時21分06秒 | 政治
民党が、民主党会派からの離脱願を提出した同党の衆院議員16人との距離を慎重に測っている。

 離脱願が提出された17日、自民党の石原幹事長ら執行部は、町村信孝元官房長官、伊吹文明元幹事長、
野田毅党税制調査会長らと党本部で国会対応について意見を交換した。席上、町村氏らの側から執行部に、
「16人を優遇するくらいのことを考えた方がいい」という助言があった。比例選出の16人が小選挙区
に転じれば、そこには対立候補を立てないなどの「優遇措置」が話題になり、執行部側も実際に何人かの
「地元」を調べたという。

 自民党では「16人が強硬姿勢をとり続ければ、民主党自壊、衆院解散が早まる」という見方が強い。
党内の「連携論」は、こうした流れを下支えする狙いだ。
(読売新聞)

世の中は「複雑系」で軽率な行動が予期せぬ結果をもたらすことがある。
普天間基地問題が誤ったメッセージを与え、中国、北朝鮮、ロシアの極左冒険主義の台頭を招き、
河村たかし・大村秀章連合の当選で小沢一郎が息を吹き返したようにである。
菅総理退陣で小沢一郎復権、小沢自民連合へと時計の針を逆行させる流れになりつつある。

裏切られたと嘆くばかりでは進歩がない。
繰り返し言うが国民のレベル以上の政府が成立することはない。
こんな成熟と洗練に無縁の国では大統領制など時期尚早である。
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意義を失った人事院勧告

2011年02月20日 00時37分11秒 | 社会
人事院勧告の是非が最近騒がしくなってきた。
公務員給与が高いので下げるだけの賃金交渉をするのだという。
全く東大卒のキャリア組なのか、改革馬鹿か減税馬鹿の発想なのか分からんが、
下げるだけの賃金交渉と口にするだけで知性が疑われる。
ヨーロッパの例では下がる賃金交渉などあるはずもなく、下げるときは法的措置以外はあり得ない。

公務員の給与は高いのか。
神学論争に私はつきあうつもりはないので、端的に例を挙げておく。
医師の標準的なモデルとしては、
卒業、臨床研修、医局員、博士号取得、医局ローテーションでの修行、
勤務医なら、医長クラス昇進、部科長クラス昇進、副院長クラス昇進、院長クラス昇進で上がりとなる。
中には理事長なんていうポストもある。

この勤務医ならというエクスキューズが問題なのであって、
開業してしこたま稼いでいる医師も多い。
一時期開業医も診療報酬の減額で苦境になったが、救世主となったのが老健施設に代表される介護保険だ。
昔は内科や外科などのメジャー系でないと、さしたる稼ぎはなかったのだが、老健施設のお陰で、
皮膚科やら眼科やらマイナー系の先生もご相伴にあずかり、怪しい患者は即、大病院送りで、
勤務医の疲弊に拍車を掛けている。

小泉改革での医師定員削減の愚行については私自身食傷気味なのでここでは触れない。
高い安いは同一学校、同一資格の生涯モデル賃金で比較しないと意味がない。
計算高い人たちの公的医療部門からの流出は止まらず、医療崩壊を招いているのは
私が強調するまでもない。

それでもラスパイレスだの平均賃金との帳尻は合っているのだろう。
残った医師はボンクラか、低賃金をいとわぬ信念の人に決まっているからである。
当然開業医だの関連組織の役員だのの報酬は平均に入ってこない。

パートだの季節雇用まで含めた平均賃金と比較して何の意味があるのだろう。
そんなのをひっくるめた平均の給与水準で甘んじている経済観念の人間が、
ウオール街だのシリコンバレーだのの人間と互角に渡り合い、
八面六臂の活躍をすることを期待されているのである。

日本も資本主義の国である。
きれいごとを言っても究極の評価は金銭がつきまとう。
かつて日本はアメリカの51番目の州と卑下する向きがあったが、
むしろ中国に併合して貰うのがよいのかもしれない。
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牝馬限定ダートG1

2011年02月20日 00時00分00秒 | 競馬
ユキチャンが引退していた。
今後出走できるレースが限られてくるというオーナーサイドの意向のようだ。
牝馬の場合は繁殖という大仕事があるので、JRAもNARも力が入っていない。
芝の世界はダイワスカーレット、ウオッカの2枚看板以降、ブエナビスタに連なる
牝馬の時代が続いている。
思えばシーザリオがアメリカンオークスを勝った頃からその萌芽はあった。
そういえばシーザリオもスペシャルウィーク産駒だ。
しかしながら、ダートの世界は未だ牡馬の牙城を崩せないでいる。
これはダート牝馬路線があまりにも貧弱なためではないかと思う。
前にも書いたが、冬の集客対策としてダート3冠G1、
フェブラリークラシック(東京2100)、フェブラリーレディース(東京1600)、
フェブラリースプリント(東京1300)の開設を切に望むものである。

牡馬がだらしないとお嘆きの諸兄もいらっしゃるようだが、
ブラッドスポーツにおいては牝系の充実は必ずや報われる日が来るのである。
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