折々のうま-当たらぬでもなし

競馬記事で埋めちゃうから、随想に心打たれた人はブックマークだ。

教師の使命は馬鹿と喧嘩をすることではない

2012年02月25日 09時05分51秒 | 社会
 人権派教師もピンキリで人格的に尊敬できる方から、極左のセクトにご加入
されていると思われる方まで様々だ。
 日の丸・君が代に対する私のスタンスは中立だが、宮仕えである以上、節を
曲げて、組織の論理に従うさまを見せるという姿勢も教育というものだろう。
 
 数少ない良識派と呼べる教師諸君に告ぐ。
 我々に残された時間は少ないのだ。
 このままではフジサンケイに代表される小泉改革・ハシズム路線に席巻されて
しまうだろう。
 我々の使命は沖縄戦の真実を伝えること、東アジアでの旧日本軍の残虐行為を
猛省すること、植民地でのインフラ建設など現地で賞賛される行為もあったこと、
功罪を客観的に評価し、後世に語り継ぐことだ。
 何よりも大事なのは、我々は好むと好まざるとにかかわらず。日本の輝かしい
光の部分と濃い影の部分を背負っていかざるを得ない、という事実だ。

 私はかつて、皇族の方の来訪の準備方の末端を勤めたことがある。
 その皇族の方が一番気にしたのは、神社庁や右翼団体の歓迎行動で、それだけ
は阻止するよう厳命された。
 私は皇族の戦争責任というものを是としていたが、このやりとりの中で皇族方
もまた戦争の被害者だったのかと、自らの思いの至らなさに忸怩たる思いがした
ものだった。

 我々には橋下ごときと喧嘩している時間はない。
 訴訟など起こしても、トリックスターに利用されるだけだ。
 あなた達が教育現場を離れたら、誰が沖縄戦の真実を、旧日本軍の蛮行を伝え
るのだ。

 皇族の方にも、否、皇族ゆえに日本の光と影を背負われている方がいるのだ。
コメント
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