折々のうま-当たらぬでもなし

競馬記事で埋めちゃうから、随想に心打たれた人はブックマークだ。

ぱるる8位、神セブン逃す

2016年06月18日 20時16分36秒 | 芸能
AKB48 45thシングル 選抜総選挙

次はだーすーだな。

伸び悩む木崎ゆりあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地方議会の危機と二元代表制

2016年06月18日 01時00分48秒 | 政治
地方自治体では、首長と議会議員をともに住民が直接選挙で選ぶ、という制度をとって
います。これを二元代表制と言います。これに対して国では、選挙された議員で組織
された国会が指名する内閣総理大臣が内閣を組織し、国会に対して責任を負う、という
議院内閣制です。
 このような制度の違いから、国では内閣を支持する政党とそうでない政党との間に
与野党関係が生まれます。地方議会においても、首長を支持する会派とそうでない会派
の間に、疑似的な与野党関係が生まれることがあります。しかし、これは国の議院内閣
制の枠組みを、首長選挙の際の支持不支持に当てはめているため起こることです。
二元代表制においては、制度的には与野党関係は発生しません。
 二元代表制の特徴は、首長、議会がともに住民を代表するところにあります。ともに
住民を代表する首長と議会が相互の抑制と均衡によってある種の緊張関係を保ちながら、
議会が首長と対等の機関として、その地方自治体の運営の基本的な方針を決定(議決)
し、その執行を監視し、また積極的な政策提案を通して政策形成の舞台となることこそ、
二元代表制の本来の在り方であるといえます。(三重県議会HP)

日本国憲法においては地方自治体は二元代表制が原則となっている。
一方地方自治法には第九十四条で「町村は、条例で、第八十九条の規定にかかわらず、
議会を置かず、選挙権を有する者の総会を設けることができる」との規定もある。

名古屋市長や阿久根市長は議会こそは諸悪の根源、首長主導の行政こそが地方自治の
理念と思っている節がある。果たしてそうであろうか。
ドイツなどは州レベルでも州首相がいる。イギリスでは自治体レベルで
二元代表制、議院内閣制、シティマネージャー制の選択制にしたら、
思いの外、議院内閣制が増えているという。
ただし二元代表制を新たにとる国もあり一概には言えない。
二元代表制と対比して議院内閣制を一元代表制と言うこともあるようだが、我が国の
統一地方選挙で問題となるのは、首長選と比べて議会選挙の投票が低調なことだ。

このブログでも何回も地方議会の議長・副議長ポストのたらい回しや大政翼賛ぶりを
皮肉ってきたが、議院内閣制が地方議会の活性化に繋がるという主張があるのは
興味深い。
もっとも田舎では地方首班のたらい回しが始まりそうだが、地方議会不要論や
首長独裁に一石を投じたという点では意義深い。

アメリカでの世論そっちのけで延々マニアックな主張をまくし立てる議員がいるのが、
どうにも理解できなかったが、自分の選挙区のバイアスの掛かった選挙民に受ければ
よいという二元代表制の悪い一面と考えれば納得できる。
首長と議員は各々その選出した選挙民に対してのみ責任を負うという意味では、
当然の行動でもある。アメリカで比例代表制が普及しないのも分かるような気がする。
人物本位と言えば聞こえがいいが、一歩間違えば人気投票、衆愚制の隆盛である。

アメリカのように立法は議会、行政は首長とはっきり分かれていれば、
それはそれでよいのだろうが、日本の地方自治体のように理事者提案の条例
が99%という状況では、首長偏重になっていくのも仕方がない。

議会の日当制というポピュリズムの極みのような提案を賞賛する馬鹿新聞があるが、
私は逆に会期制廃止、通年議会、審議強化を主張したい。
市町村長は冠婚葬祭係でも、代表取締役相談役でもない。

二元代表制においては、制度的には与野党関係は発生しない。
強いて言えばオール野党であるべきである。
オール与党が続くようなら自治体も議院内閣制を考えるべきである。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする