折々のうま-当たらぬでもなし

競馬記事で埋めちゃうから、随想に心打たれた人はブックマークだ。

電動車椅子が加害者になる日

2012年08月06日 00時00分09秒 | 社会
 昨日、非常に危ない光景を目にした。
 ハンドル型の電動車椅子が郊外型のスーパーの中を結構なスピードで走って
いた。運転者は目が悪いらしく、陳列物に接触したり、危険を察知した母親が
幼児を抱きかかえたりしていた。
 ハンドル型の電動車椅子のイメージが湧かない人は児童遊園の電動ゴーカート
に身障者が乗って、スーパーの中を走っていると考えてもらって良い。
 私自身は建物の中を電動車椅子が、自転車のようなスピードで走っているのは、
非常に異和感があった。
 この型の電動車椅子は当初の4km/hから6km/hに規制緩和された。
 確かに坂などではパワー不足で不満が出ていたのは事実だ。
 しかし、製造者は電動車椅子がスーパーの中を走り回るのは想定していなかった
だろう。2、3歳児が轢かれたら一巻の終わりである。

 電動車いす安全普及協会も警察も電動車椅子の事故というと車椅子側が被害者
になることしか考えていない。地方ではこんなメチャクチャな状態になっている
とは思いもよらないだろう。

 規制しようにもショッピングモールなどではどこまで立ち入りさせるのかも
問題だ。乗り換えてもらうのが一番だが、メーカーは障害者の自立を妨げるとか
言って抵抗するだろう。

 問題は、目の悪い、反射の鈍い老人が、歩行者よりも速いスピードで走るのが、
問題なのである。弱者が弱者を傷つけるのが問題である。

 加害者としての死亡事故などの保険はあるのだろうか。視力障害者に電動車椅子
を勧める馬鹿ケアマネと口論になったこともある。
 スーパー内での電動車椅子の事故は管理者の責任は逃れるところではないだろう。

 2km/h以上のスピードは警報音とハザード点滅。
 新基準以外の電動車椅子は自転車と同じ扱いで良いだろう。
 建物内は乗り入れ禁止だ。



 

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