YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

にむ氏のブログから

2012-05-15 23:16:18 | Weblog
 毎日がHAPPY(5月11日) 

ぎっくり腰になって、その痛みがHAPPY

脛ぶつけ、涙ちょちょぎれそうになってもHAPPY

朝、布団から起きだすのに、先ずは横向きになって次は・・・

等と考えられることがHAPPY

朝、インスタントコーヒーが普通に飲めるのがHAPPY

仕事を受注しようと、体力、笑顔、少々の知恵を総動員出来る事がHAPPY

ランチを食べられる事がHAPPY

本を読める事がHAPPY

好きな作家さん、新たな作家さんの本を本屋さんで探せる事がHAPPY

買った本をワクワクしながら読めるのがHAPPY

HAPPY、HAPPY、HAPPY・・・・・

毎日こんなにもHAPPYがあるなんて気付かなかった

”がん”って大変な病気ですが、自分の寿命はあとどれだけなんだろう?

闘病生活はしんどそうとか思ってました

確かに抗がん剤点滴してから2週間は神経使います

次回、抗がん剤点滴までの間に転移・病巣の拡大起きたら・・・・

心配事は尽きませんね


ふと思ったんです

心配事は今まででもいっぱいあったのに

不平・不満・憤り・・・等のマイナス感情もいっぱいありました


なぜ変わって来たのか?

ぎっくり腰でもHAPPYなんて変でしょ?

生きてるって事が幸せなんです

”がんを患う”ことは生と死を考える良いきっかけになったんです

ひょっとしたら1か月後にはいなくなってるかも知れない

生死の境目に立った時、何を想うんだろうか?


シミュレーションしてみると失敗・人を傷つけた事・ずるしたこと・楽な方に逃げちゃった事・・・・

まあまあ、なんてこっちゃ情けね~ことてんこ盛りなんです

感謝って気持ちどれ程感じていたのか?

当たり前と思い何気に見過ごしたことどれ程あっただろうか?

寝て起きて仕事してご飯食べてTV・DVD観る、本を読む風呂入ってまた眠寝る

当たり前過ぎて、注意を向ける事も無かった

心臓は一瞬たりとも止まらない、その他臓器も同じです

こんなに優秀な機械ってありません


気付けば毎日がミラクルなのかな?と感じる

お~そうだミラクル・ミラクル!!

あほのように頭の中を駆け巡る

それ以来毎日がHAPPY



 アバスチン(5月12日)


僕に処方されてる抗がん剤アバスチンは

がんへ栄養や酸素を補給する血管が作られないようにして

がんの成長を妨げる「血管新生阻害剤」と呼ばれるタイプ薬です

また、アバスチンは、「分子標的治療薬」とも呼ばれてます

保険適用認可は2008年です

使用量は体重1kgに対して15ml

63kgなので945mlとなります

薬剤価格は100mlで40、000円ですから378、000円になります

保険適用になりますから113、000円

更に高額医療に該当しますから3か月後には70、000円戻ります


もしも発病が10年前だったら、もう他界してたのかも知れない

医療・医療制度の進歩はすごいですね

おまけの人生を楽しみたいと思います



 延命効果(5月13日)

化学療法しか治療方法がないケースは治らないがんと生涯付き合うことになります

抗がん剤は”金”よりも高い薬剤

高価な薬剤を投与しどれだけの延命効果があるんでしょうか

進行が著しいがんだと無治療と比べ1.5ヶ月長く生きられた

だから治療効果は高いと評価される

当然、同様のがんを患った人の治験データで判断します

治験データは一人一人の命です


抗がん剤は副作用を伴います、当然一人一人その症状は違います

食事も取れない程のきつい副作用

肺炎等を引き起こす副作用

血栓を引き起こす副作用

きりがありません

そんな副作用を耐え抜き1.5ヶ月の延命効果って患者が望む治療でしょうか?

無治療ならば1.5ヶ月早く亡くなるというデータですが

自分もそうなのか?

違います、統計はあくまで統計ですから自分とは違うはずです

抗がん剤でもれなく付いてくる副作用を耐え抜けばもっと長く生きられるかも知れない

でも残された時間は患者自身も医者も分からない

残された時間を人らしく生きられる事(QOL)が大切だと思います

病気の事は先生にお任せではいけません

患者側も自分はどんな治療を受けたいのか考えを持つ事が必要です


 アバスチン(5月14日)

抗がん剤”アバスチン”

肺がんの場合は3週間に一度点滴投与が標準的な使い方です

僕の場合は4週間に一度にして貰ってます

経過はまずまずの状態なのでがん細胞の状態を診ながら治療進めます

僕のがん治療は持久戦

身体の負担も考慮に入れないとまずい

がん治療って多くの医者はがん細胞をどれだけ小さく出来たか?が

評価ポイントです

患者はがんが小さくなれば嬉しいですが、もれなく付いて来る副作用の苦しみとも

戦わなくっちゃならない、副作用に耐えられない人もいる

医者も使用量とか使用間隔も考慮して欲しい

人が人らしく生きられる事が大切だと思う

だから患者も治療に意見を言うのは当然です



 彼が見つけた、オーダーメイド治療をしてくださる 『梅澤先生』
先生に出会ってから、彼は文字通り、生き返りました!

物凄く優しく、物凄く勇気ある素敵な先生です。

毎日書いていらっしゃるブログがまた凄いのです!
     
http://umezawa.blog44.fc2.com/

9月に日本に行った時に、本物にお会いできる事を楽しみにしています