日曜日にグラハムから電話があって、
「ボブディランのコンサートのチケットのお金を渡したいから、いつでもいいから取りに来てくれる?」
「OK!今週の水曜日に行こうと思ってたの。でもね、車が空いてなかったら、バスで行くことになるの。」
「150番のバスだよ。バスは15分おきにあるし、家はバス停から歩いて10分だから問題ないよ!」
「なんて言うバス停?」
「○×△…」(←英語は、聞く気がないと、まるで聞き取れない)
「…?…う~ん、分からないから、バスに乗る前に電話する!」
「バスに乗ったら電話をしなさい。そうしたらバス停までお迎えに行ってあげるから!」
「? グラハムが? お迎え?(目の見えない人に、お迎えに来てもらう…?)」
「そうだよ、だって、バス停からだって、YASUKOは道を知らないだろう?YASUKOはどこに行っちゃうか分からないからねえ(笑)」
「う~ん、アンタは正しい!」
って話になって、今日、
ガーデンシティーから、
「今ガーデンシティー。ランチを買ってからバスに乗るね。乗ったらまた電話するね!」
伊藤園のベジジュース(5ドル40)と、チキンカツカレー(6ドル70)、ポークカツ丼(6ドル70)を買って、バスに乗り、
「今、バスに乗ったよ!」
「分かった、今、家を出るから!YASUKOが降りるのは、ビーンリーロードに入って最初のバス停で“ランコーンハイツ”だよ!」
「OK!」
で、ビーンリーロードが近付いてきた頃に、運転手さんに、
「すみません、ランコーンハイツで止まってください。」(←こっちのバスは、案内がないので、降りるバス停を知らないと降りられない)
「OK!」
「このバス停だよ!」
って止まってくれたバス停には…
ちゃ~んとグラハムが、杖を持って、立っていてくれました。
それから私の右腕にグラハムが左手でつかまって(私が、捕まえられて?)歩き始めた。
グラハムは上手に杖を使って…普通に歩く。
「今日はこうやってYASUKOと一緒だから数えていないけど、いつもは歩数を数えて歩いてるんだよ。
で、コレ(マンホールの網になった蓋?)がランドマークだよ。二つ目で、道を渡るんだ。」
「車が来ないかは、どうやって分かるの?音?」
「そうだよ、音しかないよ。」
ちゃんと10分でグラハムの家に着いて、お喋りしながらランチをして…
2時間くらいいたかな?
グラハムの家は、いつも綺麗に片付いている。
洗濯もちゃんとしていて、いつも身奇麗にしてる。
だから、いい匂いはしないけど、ジジ臭くもない。
「今からどこかに行くの?」
「ガーデンシティーに行って、お買物して帰って、晩ご飯を作る。」
「じゃあ、僕はシティーに仕事に行くから一緒にバスで行こう!」
と、支度をして外に出て、朝と同じように歩き始める。
知らない女の人が、私達をとっても静かに追い越して行った。
「今、女の人が通り過ぎて行ったんだろ?」
「ええ~っ!何で分かるの?」
「そりゃ分かるさ! あ、今、バスが行っちゃったよ、残念だったね。」
って言われて大通りを見ると、確かに私達が乗る方向のバスの後姿が見えた
「うっひゃ~! 神様みたいだ~~!! 」
「ははは~!そんなの簡単な事だよ。」
バス停で、
「僕と一緒にバスに乗るときには、YASUKOはお金を払わなくてもいいんだよ。
介護者は無料なんだ。チケットは?って言われたら、この人は私のガイドですって言えばいいんだ。」
「?…あのさ、グラハムが、私の、ガイド…なんだけど…、私、グラハムがいないと迷子になっちゃうもん!」
「そんなの、言わなきゃ分からないさ!ははは~!!」
と言うことで、ちゃっかりと私は、ガーデンシティーまで、グラハムのガイド! と言うことで…
ただで、バスに乗って帰ってきちゃいました
グラハムは日本食が大好きで、そうじゃなくても何でも喜んで食べてくれる。
カツどんの沢庵も、カレーの福神漬けも!
スプーンを使って上手に食べる。
シティーにいる時にお腹がすくと、いつも “ケバブ”を食べるんだって。
でね、
「中味は?」って聞いたら
「少しのチキンとレタスとトマトとキューカンバ。ソースは無し!」
「え?ソース無し?」
「うん、ソースをかけてもらうと美味しいんだけど、食べてる時にソースでシャツを汚しちゃうから、僕は汚れても見えないだろ?」
って。
…ちょっと…悲しかった
写真は、バスでグラハムと分かれて降りたガーデンシティーのプラットホームから地上に上る階段の途中で、階段の上にガラス越しに出来た “虹”を真上から写したの!
綺麗に写ったでしょ!?
「ボブディランのコンサートのチケットのお金を渡したいから、いつでもいいから取りに来てくれる?」
「OK!今週の水曜日に行こうと思ってたの。でもね、車が空いてなかったら、バスで行くことになるの。」
「150番のバスだよ。バスは15分おきにあるし、家はバス停から歩いて10分だから問題ないよ!」
「なんて言うバス停?」
「○×△…」(←英語は、聞く気がないと、まるで聞き取れない)
「…?…う~ん、分からないから、バスに乗る前に電話する!」
「バスに乗ったら電話をしなさい。そうしたらバス停までお迎えに行ってあげるから!」
「? グラハムが? お迎え?(目の見えない人に、お迎えに来てもらう…?)」
「そうだよ、だって、バス停からだって、YASUKOは道を知らないだろう?YASUKOはどこに行っちゃうか分からないからねえ(笑)」
「う~ん、アンタは正しい!」
って話になって、今日、
ガーデンシティーから、
「今ガーデンシティー。ランチを買ってからバスに乗るね。乗ったらまた電話するね!」
伊藤園のベジジュース(5ドル40)と、チキンカツカレー(6ドル70)、ポークカツ丼(6ドル70)を買って、バスに乗り、
「今、バスに乗ったよ!」
「分かった、今、家を出るから!YASUKOが降りるのは、ビーンリーロードに入って最初のバス停で“ランコーンハイツ”だよ!」
「OK!」
で、ビーンリーロードが近付いてきた頃に、運転手さんに、
「すみません、ランコーンハイツで止まってください。」(←こっちのバスは、案内がないので、降りるバス停を知らないと降りられない)
「OK!」
「このバス停だよ!」
って止まってくれたバス停には…
ちゃ~んとグラハムが、杖を持って、立っていてくれました。
それから私の右腕にグラハムが左手でつかまって(私が、捕まえられて?)歩き始めた。
グラハムは上手に杖を使って…普通に歩く。
「今日はこうやってYASUKOと一緒だから数えていないけど、いつもは歩数を数えて歩いてるんだよ。
で、コレ(マンホールの網になった蓋?)がランドマークだよ。二つ目で、道を渡るんだ。」
「車が来ないかは、どうやって分かるの?音?」
「そうだよ、音しかないよ。」
ちゃんと10分でグラハムの家に着いて、お喋りしながらランチをして…
2時間くらいいたかな?
グラハムの家は、いつも綺麗に片付いている。
洗濯もちゃんとしていて、いつも身奇麗にしてる。
だから、いい匂いはしないけど、ジジ臭くもない。
「今からどこかに行くの?」
「ガーデンシティーに行って、お買物して帰って、晩ご飯を作る。」
「じゃあ、僕はシティーに仕事に行くから一緒にバスで行こう!」
と、支度をして外に出て、朝と同じように歩き始める。
知らない女の人が、私達をとっても静かに追い越して行った。
「今、女の人が通り過ぎて行ったんだろ?」
「ええ~っ!何で分かるの?」
「そりゃ分かるさ! あ、今、バスが行っちゃったよ、残念だったね。」
って言われて大通りを見ると、確かに私達が乗る方向のバスの後姿が見えた
「うっひゃ~! 神様みたいだ~~!! 」
「ははは~!そんなの簡単な事だよ。」
バス停で、
「僕と一緒にバスに乗るときには、YASUKOはお金を払わなくてもいいんだよ。
介護者は無料なんだ。チケットは?って言われたら、この人は私のガイドですって言えばいいんだ。」
「?…あのさ、グラハムが、私の、ガイド…なんだけど…、私、グラハムがいないと迷子になっちゃうもん!」
「そんなの、言わなきゃ分からないさ!ははは~!!」
と言うことで、ちゃっかりと私は、ガーデンシティーまで、グラハムのガイド! と言うことで…
ただで、バスに乗って帰ってきちゃいました
グラハムは日本食が大好きで、そうじゃなくても何でも喜んで食べてくれる。
カツどんの沢庵も、カレーの福神漬けも!
スプーンを使って上手に食べる。
シティーにいる時にお腹がすくと、いつも “ケバブ”を食べるんだって。
でね、
「中味は?」って聞いたら
「少しのチキンとレタスとトマトとキューカンバ。ソースは無し!」
「え?ソース無し?」
「うん、ソースをかけてもらうと美味しいんだけど、食べてる時にソースでシャツを汚しちゃうから、僕は汚れても見えないだろ?」
って。
…ちょっと…悲しかった
写真は、バスでグラハムと分かれて降りたガーデンシティーのプラットホームから地上に上る階段の途中で、階段の上にガラス越しに出来た “虹”を真上から写したの!
綺麗に写ったでしょ!?