宮部みゆきの「誰か」を買った時、一緒に買ったのが「清張さんと司馬さん」。半藤一利(はんどう・かずとし)という文藝春秋の編集長だった方が書いた作品です。
文庫の帯のコピーは
-編集者として間近に接した著者だから書けた-
二人の巨人の等身大の実像
私はこの方のものは初めて読んだのですが、「日本の一番長い日」とか「ノモンハンの夏」などの戦争物、「漱石先生ぞな・もし」「永井 . . . 本文を読む
新書版はまず買わないんですが、この間つい買ってしまったのが宮部みゆきの「誰か」
宮部みゆきは好きな作家の1人ですが、今度はどれ?という感じでずいぶんジャンルが違います。
私が一番好きなのは「火車(かしゃ)」。また、中学生ぐらいの子供が主役の「今夜は眠れない」「ステップファザー・ステップ」などの軽いものも好きです。超能力物と時代物は今ひとつ乗り切れません。
今回の「誰か」はジャンル分け . . . 本文を読む
作家よりも有名になった探偵というと、明智小五郎、金田一耕助、そしてシャーロックホームズなどが挙げられます。浅見光彦もそのうち作者の内田康夫より有名になるのかしら?(すでになってる?)
ところで、私の記憶にある浅見光彦は「33歳、独身。フリーライター。そして刑事局長の兄は13歳上。」ですが、この年齢は作品ごとに進んでいるんでしょうか?最初の妹の事件の時はいくつだったのかしら?それから既に20年 . . . 本文を読む
石垣りん
2005-07-01 | 読書
もう2編、石垣りんさんの詩をご紹介しておきたいと思います。
-朝のパン-
毎朝
太陽が地平線から顔を出すように
パンが
鉄板の上から顔を出します。
どちらにも
火が燃えています。
私のいのちの
燃える思いは
どこからせり上がってくるのでしょう。
いちにちのはじめにパンを
指先でちぎって口にはこぶ
大切な儀式を
「日常」と申します。
やがて
屋根という屋根の下から顔を出す
こんがりとあたたかい . . . 本文を読む