
宮部みゆきの「誰か」を買った時、一緒に買ったのが「清張さんと司馬さん」。半藤一利(はんどう・かずとし)という文藝春秋の編集長だった方が書いた作品です。
文庫の帯のコピーは
-編集者として間近に接した著者だから書けた-
二人の巨人の等身大の実像
私はこの方のものは初めて読んだのですが、「日本の一番長い日」とか「ノモンハンの夏」などの戦争物、「漱石先生ぞな・もし」「永井荷風の昭和」などの作家物など多数の著作があります。
なぜ、この本を手に取ったかというと、松本清張は一時期はまっていて、時代物以外は大抵読んだと思います。で、素顔の松本清張が見られるならと買ってみたわけです。
だいぶタイプの違う二人らしいのですが、面白いエピソードが満載です。一つだけ紹介します。
旅に出ていちばん参るのは、清張さんが酒を飲まないということでした。・・・・(中略)・・・「さあ、どんどん食ってしまって、きょうの取材について、どんな印象を持ったか、新発見があったか、彼はなぜあんなことを言ったのか、などなど、部屋で大いに語り合おう」・・・・
これが三日も四日も続いたとき、わたしはついに堪忍袋の緒が切れました。
「清張さんッ、たまにはゆっくりとビールを飲ませてくれぇ。」・・・・
「そうか、なるほど、面白いもんだ。酒飲みというのは干乾しになると、そんな大声をだすのか。」と、さっそくつぎの小説のモルモットを視るかのように、ジロジロといつまでもわたしを眺めていました。
司馬遼太郎は読んだことがありません。ただ、亡くなったとき、テレビや雑誌などで様々な特集があり、「すごい人だなあ」と感激した覚えがあります。(何に感激したのかはよく覚えていません)
「司馬遷に遼(はる)かに及ばぬ」という意味のペンネームだそうです。全く読んだことのない私が読むとしたら何がいいでしょうか。「街道をゆく」あたりなら抵抗なく読めそうかな?
文庫の帯のコピーは
-編集者として間近に接した著者だから書けた-
二人の巨人の等身大の実像
私はこの方のものは初めて読んだのですが、「日本の一番長い日」とか「ノモンハンの夏」などの戦争物、「漱石先生ぞな・もし」「永井荷風の昭和」などの作家物など多数の著作があります。
なぜ、この本を手に取ったかというと、松本清張は一時期はまっていて、時代物以外は大抵読んだと思います。で、素顔の松本清張が見られるならと買ってみたわけです。
だいぶタイプの違う二人らしいのですが、面白いエピソードが満載です。一つだけ紹介します。
旅に出ていちばん参るのは、清張さんが酒を飲まないということでした。・・・・(中略)・・・「さあ、どんどん食ってしまって、きょうの取材について、どんな印象を持ったか、新発見があったか、彼はなぜあんなことを言ったのか、などなど、部屋で大いに語り合おう」・・・・
これが三日も四日も続いたとき、わたしはついに堪忍袋の緒が切れました。
「清張さんッ、たまにはゆっくりとビールを飲ませてくれぇ。」・・・・
「そうか、なるほど、面白いもんだ。酒飲みというのは干乾しになると、そんな大声をだすのか。」と、さっそくつぎの小説のモルモットを視るかのように、ジロジロといつまでもわたしを眺めていました。
司馬遼太郎は読んだことがありません。ただ、亡くなったとき、テレビや雑誌などで様々な特集があり、「すごい人だなあ」と感激した覚えがあります。(何に感激したのかはよく覚えていません)
「司馬遷に遼(はる)かに及ばぬ」という意味のペンネームだそうです。全く読んだことのない私が読むとしたら何がいいでしょうか。「街道をゆく」あたりなら抵抗なく読めそうかな?
活字を見ると眠くなってしまいます。
たまにはゆっくりと本でも読んでみようかな~
寝る前に読むことが多いのですが、
推理小説以外は5ページも読めばスヤスヤ・・・・。
後は出張の合間の時間つぶしにファミレスなどで・・・というのが多いかな。
僕も数回見ました。
映画の方が素晴らしかったと言うことですが、監督の野村芳太郎さんも満足でしょう(笑)
彼は元々脚本家だったのと、ありとあらゆる範疇の映画に携わった経験が映画に味を出しているのかも知れませんね。
松竹の一時代を築いた監督で、山田洋二さんも彼の影響を多分に受けたのではなんて思っています。
松本清張さんと言うと、僕がショックを受けたのは、「壁の耳」でした。
パラフィンで死体を固め、スライスしたなんてドキドキして読んだ記憶があります。
司馬遼太郎さんに付いては、彼の歴史の捕らえ方が大好きです。
僕が今歴史が好きで、旅はその歴史を感じる為にしている所も大きいのですが、多分に彼の本からの影響かも知れません。
彼の歩いた距離は、どのくらいなんでしょうか?
特に、蒙古など騎馬民族説を基盤とした彼の考えは、本当に人間を考える基本では無いのかと思っています。
彼の本は是非読んでください。
絶対感動します。
そして、自分のアイデテンティの構築にも大いに役立つと思いますよ。
司馬さんの本はやはり読んで置かれたら如何でしょう。
一つの事を書かれるにしても考証を重ね非常に丁寧に手を抜かずに書かれていると思います。
おっしゃるように「街道を往く」など素晴らしいと思います。
全く個人的なのですが「梟の城」が面白かったです。
野村芳太郎監督は好きな監督の一人です。安心してみていられます。
司馬遼太郎はやはり読むしかないかな。ずっと気になっていたのですが、時代物に今ひとつ食指が動かなかったんです。
「梟の城」は最近映画化されましたよね。どっちを先にしようかしら?