沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

幻の海岸?を探して

2006年11月25日 | その他

 今日は、妻の実家(名護)での法要があり、またまたヤンバルに向かったハチロー。どKemonomitiせ北部まで来たならと、妻を実家に落としてあと、さらに北の東村へカペラワゴンを飛ばしました。理由はオキナワギクという花を見てみたかったからです。ネットで検索すると「沖縄本島北部の東海岸に自生する危急種」と記載されており、宜野座村や東村、国頭村あたりの海岸だとありました。とくに東村の高江というの海岸には、群れをなして咲いているのが写真でUPされていたのです。

 名護から1時間、やっと着いた高江という。家の門近くで遊んでいた家族連れに海岸への経路を聞くと、やや不思議そうな顔をして「あそこに獣道のような道があって、そこから行けるよ。でも地元の人はほとんど行かないねぇ。外からやってきたマニアらしい人がたまに入っていくけどね。行くのも戻ってくるのも大変だよ」とのこと。指差されたところから草をかきわけ50㍍ほど降りていきましたが、あまりの急傾斜と草ぼーぼー(右写真)に恐怖感を抱き、撤退しました(汗)。あんなところでハブにでも噛まれたら一生のTakae_2終わりです(携帯も使用不可)! 

   一体、場所を間違えたのでしょうか?高江海岸とは一体どこなのでしょうか? ちなみに先ほどの地元の方は「高江海岸っていう表現は聞いたことがない。外の人がつけた名前だと思う・・・まぁここらへんの海岸のことだと思うけど」とのことで、HPにUPした人の言う海岸と違う可能性もありますねぇ。上から見たその海岸はこんな感じ(左写真)。めTaiyoutateっちゃ下じゃねーか!降りても登ってくるのがどれだけしんどいか!やはり他の場所をあたろうかと思います・・・。

 どなたか、「その花ならあそこに咲いてるよ」という情報をお持ちの方、いませんか? いないっすよねぇ(笑)

 最後に当ブログ名物「夕焼けシリーズ」です(右写真)。名護湾でのショットです。海面に伸びる夕日の反射光が、まるで道のように見えますね。昔の人は、これを見てニライカナイへと続く道だと信じたのかもしれません・・・。

 お目当てのものが撮れなかったにもかかわらず、エンディングだけは無理にでも美しく閉めようとするハチローです・・・。

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すれちがい花金ナイト

2006年11月25日 | どぅしぐわぁ

 今日(24日)はいわゆる花金だったので、飲みぐさぁしていたハチロー、いちどぅしのTら~らN高同級生軍団に「軽く一杯いかんかね」メールを送信しました。2、3日、胃腸の調子が思わしくないのですが、何だか飲みたかったのです。快く返答してくれたのが、Tら~ポン先生。ありがとうございます(謝)。亀さん森ドゥは仕事が忙しいのを理由に冷酷にも断りました・・・。特に、亀さん!断るとき非常にうれしそうなのが電話やメールを通してでも伝わってくるのは気のせいでしょうか?Tら~も同意見です(笑)。

 ところで、男3人は2時間弱、居酒屋でたわいもない話をした後、Tら~の「ライブ演奏Photo_66きながら飲まんか?」の一言で、新都心の「TOP NOTE」という店へ移動。正直なところ本当に「軽く一杯」の気持ちだったハチロー。久々のどぅしぐわぁとの飲み会なので断るわけにもいかず、同行しました(笑)。「TOP NOTE」は入ってみると意外にもお客さんの姿が少なく、ビックリしましたねぇ。花金なのに大丈夫ですか?心配しました。右写真はお店の女の子に頼んで撮ってもらったスナップ。中央のポン先生、マチャミ並みの白 目を披露していますねぇ・・・。お見事です。

  注目のバンドは、ジュリーこと沢田ケンジを意識した40~50代と思われる男性と、ミニスカートとハイブーツで悩殺する20代女性のツインボーカル。選曲は1960~70年代の歌謡曲でした。73年生まれのこちらには、いまいち伝わってくるものがなく、淡々と進みましたね。ただ、面白くないわけではありません!ゆっくり時間をかけて飲めば、いい感じの店だと思います。1次会から行けばよかったかと(汗)。

Photo_68 ところで、今日はハチローから誘ったにもかかわらず、Tら~とは気持ちの面で行き違い・・・。「軽く一杯」のつもりのハチロー、しかし今宵は花金! Tら~はもっとエキサイティングな夜を期待していたらしく、少々拍子抜けした表情でした・・・。ごめんよ、Tら~。次は気合を入れて盛り上がりましょう! 

 スーツとお酒が似合う男Tら~(左写真)。以前も彼の写真をUPしましたが、渋すぎますね! しかし、読者の方には信じられないかもしれませんが、彼の外見は19歳のときからこんな感じです・・・。

 その後、3次会として松山のスナックに行きましたが、いまいち盛り上がれず・・・。次回 061124_235201_2ぇぇぇぇ!(皆さんが食事中でないことを祈ります)。

 しかし、吐いてしまうと(あ、言っちゃった)、案外気持ちが楽になりますよねぇ。下品な話で申し訳ありませんが(謝)。ところで補足です。「家でおえぇぇすると酔いもさめるぜ」と、若かりしハチローに教えてくれたのが、何を隠そうTら~でした。わが師匠よ・・・。

 そんなこんなですが、いちどぅしと飲むのはいつだって楽しいものです。また機会を作りましょう! 

 今日は、ある昭和48年生たちの、ある花金ナイトをお伝えしました。

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秋の夜長を堪能しました

2006年11月22日 | 読書

 昨日の夜から今日の未明にかけて、ハチローは一冊の単行本を一気に完読しました!右写真の「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫原作)です横になった23時ごろから読み始め、当初は午前1時までと決めていましたが、読むにつれ、どんどん面白くなっていくので本を置くことができず、ついには横で寝ている妻を起こしたら悪い、と勉強部屋に移動、結局は午前4時まで行間にどっぷり浸ってしまいました(汗)。今日の勤務形態が夜勤(つまり午後出社)だったので助かりましたよ。  Tsu_0186

 久々に面白い本に出会いました! 有名な本なので(数ヶ月前、NHKでもドラマが再放送されていましたね)、あえて説明するまでもないとは思いますが、かいつまんで言うと、親子の絆、組織内での人間葛藤、トラウマとの闘いなどなど、人間なら誰だって抱える心の問題がぎっしり詰まっているのです。ストーリとしては、かの有名な日航機墜落事故を素地に、報道の使命感に燃え苦しむ群馬県の架空の新聞社内での人間模様を描いています。主人公の悠木の揺れ動く心理に、ハチローも最後までひきつけられましたよ。こういう状況に追い込まれて、あんた、どーするのさぁ!? っていう。ただ、この悠木がちょっと正義漢すぎるのが、少々リアリティにかけるような気もしますが、周りの海千山千の人間らも一方的に悪と決め付けない原作者(横山秀夫氏)の姿勢は、さすが元新聞記者だなぁと感心します。横山氏は「半落ち」の原作者でもありますね。DVDで見ましたが、感動作でした!素晴らしいストーリーテラーですね。他に「第三の時効」という短編集も読みましたが、面白かったです。人間観察力の深さに脱帽しますよ。

  今年初の、まさに「秋の夜長」を堪能させていただきました。皆さんにもご一読をおすすめいたします(後悔はしないはずです!)。また皆さんのオススメ本があれば教えてくださいねー。

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マングローブと電波の灯台

2006年11月10日 | その他

 ネタのない今日・・・。昨日の国頭に続き、東村のドライブ報告をさせていただきます。国頭Hirugimura_2 から東村に入ると、しばらくは道の両端にパイナップル畑がつづきました。あまりに退屈な風景(農家の方すんまそ!)が続き、運転疲れがでてきたころ、タイミングよく慶佐次(げさじ)のふれあいヒルギ公園が見えたので、車を停めました。ヒルギ公園は沖縄本島では最大のマングローブ(ヒルギ林)が見られる自然公園です。ミナミトビハゼノコギリガサミカワセミシロハナクイナなど貴重な生き物も見られ、近年エコツアーも人気のようです。展望台があったので、そこから撮影。ネットで検索したところ、ほとんどがこのカット(笑)。写しやすい場所なんでしょう。遊歩道があり、そこから散策できるのですが、あまり時間のなかったハチロー。展望台だけでやめておきました。それでは行ったことにならない!? 興味のある方はぜひご自分でお行きくださいませ(笑)。

 Rorann_cで、帰ろうと振り返ると、左手に異様なほど高い鉄塔のようなものが、視界に飛び込んできました!(左写真)。どれだけドライブしてても、高くて3階建ての建物しか見えない(ハチローの視界限定)この東村に、何ですかぁ、これは! 思い出すのに数秒・・・そうか、これはロランCだ。幼い頃、ハチロー父に「アメリカぁが敵の潜水艦を見つけるために立てたアンテナどぉ。あのてっぺんから出されるレーダーからはどんな潜水艦も逃げられん」と教えられたことがあります。その説明が当たっているかどうか微妙ですが(笑)、ロランCとは「電波の灯台」とも呼ばれ、複数の発信局から送信される電波の到達時間の差を受信機で測定して位置を知るシステムのこと(ある文献より引用)。北海道など全国に数箇所あるようです。船舶の現在地を知る精度は極めて高いようですが、近年はGPSの急速な発達によって、その役割はほとんど終えた感があるようです。が数年前、米軍は、北朝鮮のテポドン対策の新しい通信施設を、このロランC局施設を改良して建設しようとしていたことがあるようです(立ち消えになったようですが)。今年に入ってまた慌しくなってきた北朝鮮のミサイル問題。PAC3だけでなく、県民としては引続き監視の目を向けていかなくてはなりませんね。

 うわ、気づいたら午前1時過ぎてる! 監視どころじゃないわい! もう寝ます・・・。自分が一番大切なハチローです。

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国頭一人旅

2006年11月08日 | その他

 今日は沖縄本島で一番北の行政区国頭(くにがみ)村まで行ってきました。と、遠かっHuyou1_1 たですねぇ(汗)。小さな離島県とはいえ、縦長の沖縄。那覇から国頭までは100㌔ほどあるのですよ! 久々に愛車カペラワゴンでの一人ドライブでしたが、疲れましたぁ。

 国頭村と、その手前にある東村(パインとつつじで有名)ともども県道沿いには、フヨウの花が咲き乱れていました(右写真)。フヨウとはアオイ科の花で、ハイビスカスや以前ご紹介したユーナ(オオハマボウ)の親戚にあたります。確かに形は似ていますね。ハイビスカスユーナが沖縄の夏を代表する花とすれば、フヨウ秋の代表と言えるでしょうか。10月ごろから12月ごろまで咲いているようです。

 沖縄に秋があるかと言えば、いろいろ議論がありそうですが、あるとすればこの11月だけではないでしょうか。10月までは平気で30度を超える真夏日がありますから(笑)。そして12月は、たとえ25度を超える日があっても、クリスマスやら忘年会、大晦日を抱える月なのでウチナーンチュ的にも「冬」と位置づけたい、という気持ちがあるはずでしょう。となると、やはり沖縄の秋は11月、と考えたいのはハチローだけでしょうか。

  Aaki_1 国頭からの帰り道、D-51をBGMに県道を南下しました。もちろん「ALWAYS」も入っています(笑)。途中、「あぁ、秋だなぁ」と思うような景色に何度か遭遇したので、パチリ。その一枚です(左写真)。構図的にはもっとススキの穂先が欲しかったところですねぇ。沖縄本島の東側は、もちろん太陽が水平線に沈むところを見られません。そのせいか東側って日が暮れるにつれて、どんどんさびしくなっていきますね。なぜか、ハチローのアクセルもどんどん加速。さびしい景色は苦手ですから(笑)。

  以上、簡単な沖縄版「みちのく一人旅」でした。

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一人ぼっちの航空ショー

2006年11月08日 | むぬかんげー

 今日は仕事で豊見城市の豊崎に行ってきました。TVコマーシャルの「この先、豊崎」とPhoto_55ね。ところで、アウトレットモール「あしびなぁ」とYAMADA電器の建物がやけに目立つ感じがするのは私だけでしょうか? それはいいとして(笑)、仕事の内容がいわゆる「○○待ち」という忍耐ものだったので、ヒマをもてあましたハチローはカメラを取り出しました。豊崎は那覇空港と航空自衛隊那覇基地が近く、民間飛行機、軍用機が数分に一度上空を飛んでいくのです。どうせヒマならPhoto_56 写してみようと思ったのですよ。

 最初に写したのが左上の全日空機、「ユニバーサスタジオジャパン」のロゴ入りです! 妻と行った7月の夏休みを思い出しました。

 次が右の航空自衛隊F-4Jだと思われます。着陸前なのですでにタイヤが出ていPhoto_57 ますね。F-4というよりファントムという愛称のほうが有名ですね。

 3番目は左の海上自衛隊のP-3C哨戒機。尾翼の後ろがとんがっていますが、これが磁気探知機いわゆるレーダーらしく、敵の潜水艦を見つけるアイテムのようです。

 4番目はPhoto_58航空自衛隊のF-15J(右写真)。愛称イーグル。こちらは着陸前のタイヤどころか、スピードブレーキと呼ばれる背中の空気抵抗装置まで出して、減速中。やはり世界最強の戦闘機と言われるF-15だけあって、飛行速度もハンパではないのでしょう。

 で、最後に満を持して登場したのが、左のFA-18ホーネットです。こちらは、自衛隊ではなく米軍機です。二機Photo_59 肩を並べてはるか上空をものすごいスピードで飛んでいきました。普天間もしくは嘉手納基地に行ったんでしょう。かなりの爆音でした(怒)。

 以上、この先豊崎で見た「一人ぼっちの航空ショー」でした・・・。ちなみに決して飛行機マニアではないハチロー。参考文献を片手に、作成したのですよ。

 ところで、撮影しながら思わず「かっこいいなぁ」と思ってしまったハチロー・・・。少年時代のアニメ、ゲームの影響が強くあり、戦闘機は「悪い敵をやっつける正義の味方」というイメージが深層心理に残っているのでしょうか? いかんいかん!これらは人殺しの道具であって、決して平和へ導く道具ではないのですよ! 

 まぁ、理想郷的な平和論もいやなので、ハチロー的には、自衛隊の存在は現実問題として認めざるを得ない、という気持ちもあります。しかし、自衛隊であって軍隊ではないですよ。いかなる理由があれ外国に攻め立てるのは軍隊です! 「敵がロケット台をつくっているのに攻撃しないのは自衛ではない」というタカ派の意見など・・・・・・おっと、こんな長くなりそうな話は当ブログには向いていませんね! それどころか誰も読んでくれない可能性大!(笑)

 話は簡単です。単純な例えは嫌いですが、自衛と称して「銃」を持つことを認めたアメリカ、治安のために銃刀法の所持を禁止した日本。どちらが正解でしょうか?歴史的見解の違いがあるとはいえ、生命の危機を感じない人間らしい生活ができるのは間違いなく日本でしょう。「争いは醜い。人類の犯罪だ」という意志が共通の意志なら、やはり「武器はいらない」んですよね。「世界の警察」という自称のもと、侵攻した外国で罪のない女性、子どもを殺害している米軍のようになってはいかんのですよ!

 一人ぼっちの航空ショーで、「人類の平和」という壮大なテーマについて、硬く考えたハチローです・・・。そのおかげか「○○待ち」業務の結果は、というと・・・運にも見放され、今いち!でした(笑)。

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知らなかった琉球国王の寺周り

2006年11月03日 | むぬかんげー

 今日は首里城に行ってきました。首里文化祭が行われていて、今日はその目玉である Photo_53初行幸」行列というそうです。発音は何だったか忘れました(汗)。

 しかし、相変わらず、観光客の方が多かったですね!カメラマンもほとんどが本土の方だったような気がします。前から書いているように、沖縄の歴史については、ウチナーンチュより本土の方が詳しいし、また興味を持っている、と改めて感じました。実際ハチローだって、今日の今日までこういう伝統行事があるということは知りませんでしたから!恥ずかしいと言えば恥ずかしいのですが、周りのウチナーンチュだってたぶんそうでしょう。同行した後輩も(もちろんウチナーンチュ)、首里城なんて生まれて2,3回しか来たことない、と言っていました。

 誰が悪いというわけではありませんが、学校教育にも問題があると思います。歴史学習では、中央政府の歴史は習っても、琉球王朝の歴史など教えてくれませんからねぇ。太閤地検は教えても人頭税は教えない。地域学習の一環で触った記憶はありますが、テストになんて出てこないですから、受験戦争の最中にあえて勉強する人などいないでしょう・・・。

 今、世間をにぎわせている未履修問題を、引き合いに出すわけではありませんが、どの分野の勉強が大事でどの分野がそうでない、というのは本来なら個人が決めるべきではないでしょうか。最低限の「一般教養」はあるとしても・・・。また自分の生まれ故郷の歴史を知らずして地元の大学に合格できる、という矛盾も非常におかしいのではないかと思いますがねぇ。(ハチローもその一人でーす!)。

 今日はウチナーの歴史にうといウチナーンチュの愚痴をつづらせてもらいました(笑)。皆さんはどう思いますか。

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2丁目で夕日に涙・・・

2006年11月02日 | 映画

 2丁目に住んでいるハチローです。昨晩、ご報告したとおりDVD「ALWAYS 三丁目の夕日」を完見させていただきました! 評判どおり素晴らしい映画でした! ハチローの心の琴線を見事に打ち鳴らし、涙涙の2時間でしたよ・・・。少々長話になりますが、語らせてください!

 噂の時代考証セットも素晴らしかったですが(と言っても時代背景は昭和33年。ハチローが生まれる15年前なので分かるわけもないのですが・・・)、何といってもいい映画はストーリーと人間描写がいいのです。夕焼け町の個性的な住人がいろいろ出てくるのですが、ハチローが心引かれたのはやはり淳之介君です。金持ち遊び人(俳優がうまいのですSanntyoume_1 が、最悪野郎です!)と妾との間に生まれた男の子で、母から捨てられ、行く当てもなくたどり着いたのが夕焼け町。そこで売れない作家の竜之介に育てられるのです。日を追うごとに本当の親子みたいになっていく二人ですが、突然この最悪野郎が現れるのですよ(怒)。「野良猫のように逃げた妾に未練はないが俺の血を引いた子どもは連れて帰る」とね。ハチローが竜之介だったらその場で半殺しにしてやりますよ!・・・冗談ですが(笑)。親権を前に泣く泣く淳之介を手渡す竜之介。しかし一旦高級車で連れて行かれた淳之介が泣きながら戻ってくるのです。「何で戻ってくるんだよ!お金持ちだから何でも買ってくれるんだぞ」と心とは裏腹に怒鳴る竜之介に、泣きながら首を振る淳之介。自分にはおじちゃんのところしか居場所がないんだ、という幼いながら心に決めたメッセージだったのでしょう。もう一つのメインストーリーでもある、鈴木オート家に住み込みで働きに来た六ちゃんの「あだすには帰るどごなんがねぇべぇ!」というセリフともども、泣きましたねぇ。まだ日本が貧しかった時代の、逃げ場もなく生きることに一生懸命だった子どもたちに、反省させられるハチローでもありました。僕らの世代は、というか豊かになればなるだけ、甘えた世代になっていくんでしょう。逆説的ではありますが・・・

 ハチローも幼い頃、家庭の事情で、何度も住まいが変り、転校させられました。間借りしていた親戚の家を真夜中に追い出されたこともあります。暗い夜道を行く当てもなく歩きながら、その時感じた子どもながらの絶望感というものを含めて、淳之介、六ちゃんにわが身を重ねてしまったようです・・・。でもハチローには姉妹がいて一人ぼっちではなかったですがねぇ。涙を流すハチローを、心配そうに横で見ていた妻が「もう年だねぇ」とつぶやきました(笑)。ハチローが映画で泣いたのはおそらく「E.T.」以来です・・・。

 しかし、この映画は何も「お涙頂戴」だけの映画ではありません。ラスト5分では、生きることへの応援歌が満ちあふれていますね! 完成した東京タワー美しい夕日。それを見つめる鈴木オート家の3名。戦後10年を経て、まさに高度成長へと向かう時代のたくましい日本人を見させていただきました。モノがなくても夢があれば・・・。現実にはそう美しいことばかりではありませんが、いろいろ思うところがあり、本当にいい映画でした。 

 ところで明日から世間様は3連休のようですね。もちろんハチローには関係なく、その3日間は出勤となります(泣)。いよいよ地獄の11月が始まりますが、3丁目からもらった夕日パワーで頑張りたいと思います。

 ご覧になったという方、ぜひご感想をお聞かせください。他にいい映画情報があればそれも教えてくださいませ! DVDプレイヤーが復活し、張り切っているハチローです・・・。今宵は2丁目シアター第二弾「THE有頂天ホテル」を堪能したいと思います。

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雨空の運動会、二丁目の夕陽

2006年11月01日 | 家族、親戚

 先日の29日、ハチロー夫妻は姪っ子ひまりん(4歳)&甥っ子たいちん(2歳)の運Photo_51動 会に行ってきました(その日は全県的に運動会が組まれていたらしく、翌日30日月曜日は代休で、街中に子どもたちの姿が見られました)。残念ながら雨空だったので、場所が体育館に移動。大勢の親御さんらがビニールシートを引いてわが子の成長ぶりに目を見張っていました。ハチローらもハチロー姉夫妻、姉旦那の両親らと最前列に陣取り、二人の演技に声援を送りました。2年前の運動会では、なぜか不機嫌でしまいには泣いていたひまりんも今回はお姉さんになって元気いっぱい。弟のたいちんはまるで2年前のひまりんをみるかのごとく、終始不機嫌(笑)。ずっと無表情に寝転がっていました。子どもって、子どものなりの世界観があり、彼らなりに一生懸命生きているんですねぇ。二人の成長に安心したハチローおじです。

 話は変って・・・。以前、突然故障してしまったDVDプレイヤー。そDsc_0005_1の代わりの新品(9800円)を購入してまいりました! さすがに録画機能付のやつは高くて手が出せませんでしたねぇ。しかし、これでやっとDVDが見れます(嬉)。まず最初に借りてきたのが、「ALWAYS 三丁目の夕日」です! これはハチローの周りの人からも大絶賛の邦画作品。映画好きの上司も「あれはよかった」とご満悦でした。当ブログにたびたびコメントを頂戴する源蔵さんもご本人のHPでほめていましたね。D-51がテーマ曲を歌っていることもあり、個人的にも前々から見たい見たいと思っていました。今夜、妻と一緒に完見(こういう言葉はないと思いますが、いつも途中で寝てしまう男なもので・・・)してやろうと思います。噂の「完璧な時代考証による完璧なセット」なるものも堪能したいと思うとります。

 まだ公式HPもあるようです。興味のある方はどうぞ。

http://www.always3.jp/index.html

 ちなみにハチロー宅は2丁目です・・・。

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