中小企業診断士試験まで残り1週間となりました。末尾に改めて記しますが、今回は討ち死に間違いなしですね(笑)。下写真は夕焼けのような朝焼けです。珍しく霞がかかっていました。連発する台風の影響でしょうか。
さて、夏休みの思い出づくりにと、うるま市の手作り工作のイベントに参加してきました。会社を休み10郎を連れて会場に向かいます。「その前に漫画倉庫に行きたい!」と主張するので連れて行くと、ゲーム用の中古カードを交わされました。レアものだそうです。「お父さんに勝ってもらった、と自慢してやる!」と意気込んでいました(笑)。おそらくそういう友達か先輩がいてうらやましたかったのでしょう。夏休みの思い出にと買ってあげました。2枚で400円。通常は1枚30円程度らしいので6~7倍の高値です。ご満悦の愛息。
途中で、浦添市美術館で開催している「葛飾北斎展」を鑑賞しました。文化・芸術にうとい8郎は、北斎といえば「富嶽三十六景」や88歳で死ぬ直前の名台詞とされる『100歳まで生きられたら本当の絵描きになれたのに』を知っているくらいでした。展示内容は、アニメの原点など面白い絵がたくさんありましたが、ただ、大判?がなく、ほとんどがA4~3サイズ。ちょっと寂しい感じでしたね。有名な高波と富士山のやつとか、どかーんと壁にあるのだと勝手に想像していました(よく見ればあったのかもしれませんが)。物不足だった江戸時代だけに、日本画家も大きな絵は描いていなかったのでしょうか。でも、10郎もなんらかのインスピレーションを得たような感じでしたよ。みなさんもぜひ。
美術館を背にTシャツを中入れする無粋な愛息です。
西原町の「食堂やまびこ」でランチ。昔、妻と西原町に住んでいたときに、たまに使っていた食堂です。一時閉鎖していたようですが、数年前からリスタートしていたので気になっていたのです。
店内はこんな感じ。メニューは沖縄食堂の王道系。意外にも若い女性が二人で切り盛りしていましたね。10数年前の記憶は定かではありませんが、このお二人ではなかったと思います。後継者の方なのでしょうか。
10郎はオムライス。全部食べられなかったので手伝いました。8郎はしょうが焼きを注文。どちらも若い女性が作ったという感じで、きれいでおいしゅうございました。メタボ世代の8郎にとっては、おばちゃんたちが作る「濃い味」が恋しくもなりましたね。完全に旧世代ですね。
さて、うるま市の会場に到着。木材で箱をつくります。スタッフのお兄さんがかなり手伝ってくれるので初心者でも大丈夫です。
ものづくり精神に火が付いたのか、真剣な目つきの10郎。スタッフさんの指導の下、まるで職人のように木材に線を引きます。恒例の「への字口」もお兄ちゃんになった感があります(笑)
慎重にくぎを打ちます。息子の真剣な表情にひと夏の成長を見出します。・・・しかし、どうしても後ろの黄色いキャラクターが目に入ってきますなぁ。
ということで記念撮影。中身は女性でしたが、快く受けてくれました。熱い中、ご苦労さまです。ところで、君の名は?
しかし、初めてのノコギリに苦戦したことから想像できましたが、組み立てるときにぴったり合いませんでした。きれいに線を引いても、その線を地道に削って形にする力がなければ、最後に差が出る、ということを実感した10歳です。いい経験になったね。スタッフさんが、蝶つがいをつける部分をカンナで削ることに。かなり形が変わりましたが、うまく収まりました。スタッフの皆さんからは「アートみたいになってる」と評価(?)をいただきました。2時間近くかけて、ついに完成! 暑さのあまり汗も大量にかきました。
「自分でつくったものだから大事にするよ」とのこと(そうでなくても大切にせい。笑)。翌日、この箱に400円で購入したものを含む大量のゲームカードを入れて、勢いよく学童に向かいました(笑)。重くねぇ~か~。「父さんに勝ってもらったばーよー」と自慢してきたかな。
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さて、試験です。
「本番までに毎月60時間。最低でも2科目合格」を目標に、昨年12月にスタートした勉強ですが、まさに計画倒れ! 現時点で286時間。本番までにやっと300時間を超えるくらいでしょうか。1科目だけに集中していれば、その1科目は合格できたでしょうが、3、4科目に手を出してきたので、すべてが中途半端に終わっています。すべて、戦略の失敗、というより、単なる努力不足、の一言に尽きますね。宅建のときに比べると、積み重ねるスピードは上がってきているのですが、それは自己満足の範囲で、比較になりませんし。今回は「財務・会計」と「情報システム」の2科目だけ受験します。過去問では惨敗中です。
ただ、受けるからには来年以降の足がかりとなる何かは残しておきたいと思います。それはテストの点数ではなく、必死でもがいたという努力の証です。
さきほどの葛飾北斎にまつわる逸話がエネルギーをくれたので、ご紹介します。
(前略)弟子の露木為一の証言では、「先生に入門して長く画を書いているが、まだ自在に描けない・・・」と嘆いていると、娘阿栄が笑って「おやじなんて子供の時から80幾つになるまで毎日描いているけれど、この前なんか腕組みしたかと思うと、猫一匹すら描けねえと、涙ながして嘆いてるんだ。何事も自分が及ばないと自棄になる時が上達する時なんだ」と言うと、そばで聞いていた北斎は「まったくその通り、まったくその通り」と賛同したという。
すばらしい逸話です。自分を否定したくなるくらい苦しいときこそ進化している、ということですね(もちろんそこには努力の存在が前提ですが。自己否定だけで終わっては意味がありません)。80歳翁がそうやってもがいていたのであれば、45歳の若造、まだまだ苦しまなければと反省せざるを得ません。自分で立てた計画をあきらめずに実行し続けたいと思います。
さて、次回のブログ更新は惨敗の報告となるであろうことを、今のうちに報告させていただきます。今日明日は、試験前最後の週末です。そもそもブログを更新している場合ではありません(笑) 仕事も忙しくなってきてやばいっす~(それが本職)。
今日はこれにて!