先日、機会があって、南城市の知念岬とその沖合いに浮かぶ「神の島」久高島を、2日かけて回ってきました。大した話題もないのですが、天候に恵まれたので、写真でご報告いたします。
知念岬公園です。考えてみたら足を運ぶのは初めてでした。2月の冷たい風が気持ちよかったです。初日の出もとてもきれいでしょうね。下に続く階段があり、降りれば広場があります。
知念岬の入り口には、道の駅的な新しい施設が出来ていました。おそらく3セクだと思いますが。せっかくだからと一人2階のカフェに入りました。午前9時半だったので、客はおらず。当然ランチもまだというので揚げサンドセットを注文。眺めが最高です。外の席もあるので、今度家族で来ようっと。写真奥に見える建物は宿泊施設「サンライズ知念」。10数年前に、まだ元気だったテルおばぁをドライブで連れてきたことを思い出しました。「ドライブしてコーヒーが飲みたい」と言っていたからなぁ。ときが経つのは早い。
外にも席があり、涼しげでした。
翌日には高速船に乗って久高島に。10年ほど前に妻とデートで来て以来です。島も海も変わらずきれいでした。
写真は島中央の東に位置する「イシキ浜」。夏はもっときれいでしょうね。ここから拝む朝日が最高だろうなぁ。
ここで、久高島がどういう島か、NPO法人久高島振興会のHPから転載します。
久高島は沖縄本島東海上に浮かぶ周囲8キロの小さな島、人口は270名程度で、その多くは高齢者です。スーパーもコンビニも床屋も娯楽施設もありません。土地は神様からお借りしているものと考え、私有するものではありません。島の北部、集落の外は聖域として守られた「誰のもの」でもない、広くて深い空間です。
12年に一度行われる名高き祭祀「イザイホー」は1978年以降行われていませんが、島をあげての旧正月や八月マティー、琉球開闢や五穀発祥にまつわる祭祀など数多くの年中行事が今でも行われています。
島のおばー達の一日は、天、地、海への感謝から始まります。神様、ご先祖様がいつも守ってくれていると信じているからこそ厳しい自然の中でも謙虚さと感謝の心を忘れずに生きてきたのです。
ということです。守るべきものを守っている島、といえるのでしょうか。
島の北端にある「カベール岬」。海の向こうに見えるは沖縄本島中部の平安座島でしょうか。観光客の姿もチラホラ。
釣りをしている人の姿も。島の人に聞くと、タマンがよく釣れ、GWにはズラリと竿が並ぶそうです。いつか10郎と来てみようっと。
意外にもダイビングもやっているのだとか。次回ダイブの候補地としても面白いかもしれません。
さきほどのNPO久高島振興会が作っている島弁当。ゲットウの葉で包んでいるのが粋ですね。とってもおいしゅうございました。
いろんな島を回ってきましたが、過疎化に悩む事情はどこも同じです。ただ、この島では、無くしたくない「古きよき沖縄」を肌で感じることができました。そう感じたのは伊平屋以来かな。具体的にどうこうは言えませんが、ふと、あ、懐かしいっていう感情が沸き起こるのです。少年時代に目にした、肌に感じたものに遭遇する感動のようなものです。沖縄に生まれ育ったものしか分からない感覚でしょうね。それが今も残っている理由は、あくまで8郎の個人的意見ですが、本土の移住者が少ないということだと思います。本土の人が触ったものっていうのは何となく分かりますからね。さきほどのNPOからの引用文にもありましたが、島全体が総有地で、本土からの移住が困難なのででしょう。本土の人の知恵を借りた活性化策ももちろん大切ですが、それと引き換えに無くすものもいっぱいあるということを忘れたくないものです。
以上、髪のない8郎の神の島日帰り散策でした。
・・・・・・・・・・・。笑うとこ、笑うとこ。
本島に帰り、浦添市内を走っていると、パトカー数台が止まっていました。騒然としていたので、とりあえず車窓ごしに撮影。帰宅後、ニュースをみると、バイクで信号待ちの60代男性がいきなり首を刺されたのだとか。犯人は間もなく捕まったそうですが恐ろしいことです。本部町でもお年寄りが刺殺される事件もありました。こちらは犯人はまだ捕まっていません。
沖縄も病んできたものですね。守るべきものを守ってこなかったということなのでしょうか。
明日は(というかすでに今日)は、終日カフェで宅建の勉強をしてきたいと思います。新しい部署への着任まであと数日。早く夜行性の生活スタイルから脱しなければ!