農場長のつぶやき

花苗生産農場ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと農場での出来事をつぶやいています。

花を植えるための“土”について

2011年06月02日 | 農場の話題
『土作り』

とはよく言われますが、土って何でしょうね?

畑の土と私たちの使う土とはきっと少し意味合いが違うのではないかと思うのです。

はっきり言って畑のことはまったく知らない“にわか農家”の農場長ですから、すごく限られた話しか出ませんが、チョッと花の用土について語っちゃいます。


ハイフラワーで使っている栽培用土は、

赤土 ここはどこを掘ってもだいたい赤土、関東ローム層です。
鹿沼土 産地が近いのでふんだんに入れています。
ピートモス 今はカナダ産を使用。
バーク堆肥 木材(たぶん 杉)を切り出したあと、皮をはいで堆肥にしたもの。

この4種類の材料を混ぜて使っています。

これをほど良く混ぜて、機械で細かく砕いて、使用しています。

生産者では、このほかに腐葉土、牛糞堆肥、パーライトなどを混ぜる生産者もいますが、私たちは貧乏生産者なので使っていません。チョッとこの材料は値段が高いのです。

いろいろと混ぜるのには理由があります。

いろんな大きさの粒子をまんべんなく混ぜ合わせることで、団粒構造を作るのです。

なぜ団粒構造かというと、いろいろな大きさの粒々がよく混ざることで空気がよく通るようになり(気相)、粒々の間に水を抱き込む構造ができて保水力が高まる(腋相)のです。

この団粒構造のおかげで根っこは十分に潤いを与えられています。

団粒構造が出来上がっていないと、水抜けが悪くなって、最悪、酸素が不足して根っこが窒息死、つまり、根腐れをおこして死んでしまいます。

そして、数種類混ぜることでそれぞれの材料の癖をカバーしあえるのです。

赤玉土(私たちは普通の赤土を使っています)などの粒の大きさによっても性質は変わってきますよ。

大きな粒ならば通気性はいいのですが保水力は少し低下します。

小さい粒ならばその逆です。

堆肥や腐葉土は園芸店の方に聞いて、チョッと高価でも、安定している品質のものを買って下さい。これをケチると完熟していないものを使うことになり、発酵が始まったり、肥料が食われることがあります。

チョッと多めに買ってストックしておくほうがいいかも知れません。

自分で完熟具合をチェックする方法は、雑草でいいので、100%その堆肥など単品で植えてみて、3日後に根っこが茶色くなっているか、白い新しい根っこが出ているかで使っていいかどうかがわかります。

でも、あまり長期で置いておくと、ただの土になっちゃいますよ。それでは団粒構造の手助けはあまり出来ません。

混ぜる量は『趣味の園芸』などに書いてありますよね!

ハイフラワーの用土はきっとチョッと癖があると思いますから一般的なものを参考にしてくださいね。

元肥はマグアンプを使うのがベスト!!

優良生産者はこれを使っていますね!

ハイフラワーは・・・これも高価な肥料なので使っていません。


ということで、偉そうなことを言って書き始めましたが、ここまできて、ハイフラワーの知識ではみなさんの用土づくりにはまったく役に立たないことがわかりました。


つまり、

   「用土のことは『趣味の園芸』を見てね!」

ってことです。

な~~~んと悲しい今日の記事でしょう・・・・・・。 涙


では、また会いましょう!!!


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コメント (12)
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