まだ山歩きしていた頃、太平山(たいへいざん)山頂(1.117m)を見上げて あとひと頑張りだ!
今は、膝が痛くて登山はやめました(^-^; 登りはいけそうですが下りが全くダメです。筋力をつける運動をしてます。
昔っこ 秋田の三吉(さんきち)さん
秋田の三吉さんは、その昔 一国の主として大きなお城に
住んでいたと言われます。
生まれた時から力持ちの三吉さんは いつもお城の家来を集めて
相撲ばかりとっていました。
ある春のこと お城のまわりには桜が咲いていました。
三吉さんも家来たちも丸裸になって お城の庭で花見相撲を始めました。
大男の三吉さんが四股を踏むと桜の花は はらはらと雪のように散りました
相撲に疲れると 三吉さんは四尺六寸の 長いキセルを取り出して
ぷかぷかと一服していました。
ところがその時お城の裏山で ときの声が上がりました。
隣の国から 大群が押し寄せてきたのです。 三吉さんもお城の家来たちも
丸裸です。鎧兜に身を固める暇もなく 刀や弓矢を取るヒマもなく
お城はたちまち敵に攻め落とされてしまいました。
三吉さんは 丸裸のまま 長キセルをかついで逃げました。
山から山を越えて行くと たくさんの大きな熊が襲ってきました。
三吉さんは腰を下ろし 長キセルを取り出してプカプカとふかしました。
すると熊は 煙に参ってよろよろになり そこを三吉さんは得意の相撲で
投げ倒しました。三吉さんはどんどん逃げて 秋田の太平山まで
やって来ました。
三吉さんは 太平山がとても気に入り やがて秋田の守り神になりました。
秋田の人も 三吉さんのことを気にいって 大きな飯ベラを作ってあげたり
大きな杯をあげたりしました。 三吉さんはよろこんで
マタギが山で苦しんでいる時や 農家が水で難儀しているときなどに
出て来ては みんなを助けてあげたということです。
とっぴんぱらりのぷう
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秋田市の太平山三吉神社は 古くから「さんきちさん」の愛称で親しまれてきました
坂上田村麻呂が蝦夷討伐の際 戦勝を祈願して建立したといわれる神社です
修験の山としての太平山信仰と 力の神 勝負の神である 三吉信仰が相まって 勝利成功 事業繁栄の守護神として知られています。
神社の名は なぜか三吉(みよし)神社と言います。
山頂の宿泊所👆 神社もあり、夏季は神主さんが泊まって祈祷しています。