音の良いジャズ喫茶として、ジャズマニアやオーディオマニアの間では、既に有名です。
また、オーディオ誌やジャズ読本などの雑誌等にも掲載されていて、毎年全国からジャズ&オーディオ行脚でこの店を訪れる人が後を立たないそうだ。
私がジャズを聴くようになったのも、ベイシーの存在が大きい。聴けば聴くほど奥の深さを感じるようになっていった。オーディオは”完全自己満足の世界”と言う人がいますが、私も同感である。完璧の音については、個人差があるので一概に言えないが、せめて気持ちよく聴けるのが良いと思う。
30数年前になるが、ジャズが少し元気だった頃、ジャズ喫茶ベイシーとまったく同じシステムで鳴らしていたジャズ喫茶があった。音が高い割には迫力がなく、まるで別物の音で落ち着いて聴いていられなかった。一般に、オーディオマニアは次第にグレードアップし、ソース自体も次第に大きくなっていく傾向にあるが、大きくなれば成るほど難しさも比例して行く。それで満足するケースが多い。
むやみに大きいシステムよりも、フルレンジスピーカーでシンプルに聴いている方がまだましだ。大げさかもしれないが、”下手に手を出すと怪我をする”、たかがオーディオと思っていたら、”とんでもない音になりかねない”と言う人がいる。それ位奥が深いし、難しい事を実感する事になった。
オーディオに興味のある方は、ジャズ喫茶ベイシーに行って見て下さい。また別次元の音の世界かも。