Wildlife captured on video in Fukushima
米ジョージア大学が最近行った研究によると、チェルノブイリがそうだったように、福島原発事故後の、人のいなくなった立ち入り禁止区域が野生の楽園と化している。
サル、クマ、イノシシ、ウサギ、キツネ、ニホンカモシカも!
放射能より危険なのは、人間であると言わんばかり。画面で見る限りは、皆元気そうだ。まるで、ここだけ縄文の森か「日本昔話」の世界に戻った様な不思議な気分になる。
カラパイヤのこの記事
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福島の避難区域は今、野生動物の楽園となっていた(米調査) : カラパイア
福島の第一原子力発電所事故から9年が経とうとしている。今でも事故現場周辺は立入禁止となっており、そこで暮らす人間は誰もいない。 米ジョージ...
カラパイア
(抜粋)
■人の立ち入りが制限された区域で20種の動物が確認される
今回調査の対象となったのは、原子力発電所周辺にある「放射能汚染がもっともひどく人間が立ち入れない区域」「中程度の汚染レベルで立ち入りが制限されている区域」「背景放射はあるが滞在が許可されている区域」の3ヶ所だ。
この区域に106台のカメラを設置し、120日間で撮影された26万7000枚の写真を分析したところ、イノシシ、ニホンノウサギ、ニホンザル、キジ、アカギツネ、タヌキといった20種が「人が住めなくなった区域」で確認された。
イノシシなどは、人間が支配している地域に比べて、4倍も生息数が多く、おそらくはこれまで利用できなかった資源を手に入れられるようになったことが原因だろうという。
■人が消えた地域は野生動物の楽園になる
これまで動物の存在や健康状態を対象とした調査はあったが、今回のように全体的な生息数を対象とした調査は数少ない。
研究者によれば、こうしたデータは、人間の存在が放射線より動物の生息数に影響を与えることを示すユニークな科学的知見であるそうだ。
チェルノブイリ原発事故の人のいなくなった跡地、200種類の生き物が生息する生物多様性に富んだ野生動物の王国。絶滅危惧種も増えているという。
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悲劇の原発事故から33年。チェルノブイリは今、野生動物たちの王国へ(ウクライナ) : カラパイア
Film Studio Aves/iStock 1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所4号炉がメルトダウン。事故直後から除染作業が...
カラパイア
原発事故は、人間にとっては破滅的な大災害でしかないのに、野生動物にとっては、最大の天敵人間がいなくなることで力を盛り返す。
今現在の調査では、チェルノブイリの動物たちは、放射線による悪影響もないということだ。
野生動物たちにとっては、人間の存在こそが災害のようだ。
可能性として、弱い個体は淘汰され、免疫力の強い個体のみが繁殖し続けてきたのかもしれないが、詳しいことはわからない。
野生動物の底力を感じる。
原発事故が人間の営みの愚かさの象徴であったとしても、自然の営みは人智を越えて、驚くことばかりだ。
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チェルノブイリの森でおこっていること
遅っ!(≧∇≦)
In deep さんの記事で知っておりましたが
日本語の記事が1/11時点でまだ無い。
報じてはいけないなにかがあるのか。
となっていましたね。
芸能人の話題など置いといて
私たちも色々見つめ、見つけないと。
今年もよろしくお願いします。(^.^)
Indeepさんのことは全く存じませんでしたが、検索の鬼と化して?記事を見つけました。
https://indeep.jp/wildlife-thrives-in-fukushima-just-like-chernobyl/
猫目当てて見ているカラパイアの記事は、日付が1月13日なので、大体同じくらい?報じてはいけない内容ではないですよね。
そういえば、NHKが以前、「被爆の森は今」というドキュメンタリーで、チェルノブイリの動物たちのことを報じてました。
福島もやらないかなと思ったら、2016年にやってました。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160306
来年は10年目ですからね。
このような研究と取材、とても大事だと思います。