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どちらを選ぶかは自分次第

日本とドイツ

2014年10月08日 | 脱原発


PCに閉まっていた画像を見つけたので1年以上前の東京新聞の記事だけど・・・
この写真は、昨年2013年8月20日、ドイツのメルケル首相がナチスの強制収容所を訪れた時のもの。
昨年の8月も安倍総理が終戦記念日の靖国参拝を見送るか否かで、世界からも注目されていたが(行きたいのにいけないよ~という感じ丸出しの安倍氏だった)、この写真を見て、まるで「ドイツは日本とは違うのよ」という意思表示をしたかのようにも私には思えたから、クリップした記事。
(結局、安倍さんは、2013年の12月に突然、靖国参拝をして、アメリカも失望してしまったけれどね。)

メルケル首相は、東ドイツ出身の物理学者だったから、3.11の福島の原発事故が起こる前は、むしろ原発を活用する方向にドイツを持っていった。それが、あの事故から、一転。ドイツは日本のように地震国ではないにもかかわらず、真っ先に脱原発を宣言した。

いつも正しいことばかり出来る人なんていないし、むしろ人は間違えることが多い。でも、間違っていたと気づいたら、訂正する、やり直す。大切なのは間違えないことより、気づいたら、すぐ訂正してやり直すこと、じゃないだろうか。君子は豹変するのだ。

メルケル首相は、ドイツの良きリーダーと思います。それを支持する国民の良識も、うらやましい。





日本では、まるで極右政権に呼応するように、民族主義者たちがヘイトスピーチを撒き散らし、活気づいている。
安倍内閣の閣僚たちは、知らなかったというけれど、ナチスを賛美するような旗を振り回しているものたちが、自民党を熱く支持しているのは事実だ。

原発に関して言うなら、どれほどの天変地異があって人々が、恐れ嘆き悲しんでも、心を動かすこともせず、原発を再稼働させることにのみ、精力を費やす異常さ。

この写真から1年たっても、こと政治に関しては、日本ではいまだに「深い悲しみと恥ずかしさ」に満ち溢れている。いつまでも、彼らに大手を振らせているわけにはゆかない。


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5 コメント

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ドイツでは一般庶民が発電手段を選べる ()
2014-10-13 23:38:20
ドイツ人と結婚してドイツに住んでいる友人がいるのですが、
彼女の話に依ると、ドイツでは電気を自由に選んで購入できるそうです。
地域で電力会社が強制的に指定されている日本とは大違いです。
そしてどういう方法で発電しているのかも情報公開するシステムなのです。
原発による発電を避けて電気を買うことができるんですね。
ちょっと割高ではあるけど、彼女の家では原発由来の電気は買わないようにしていると言っていました。
そういうことが出来るのは
すごくいいと思います。
でも安倍政権、というか自民党政権では絶対無理だと思います。

彼女の知っているドイツ人たちは、
福島の事故があったにもかかわらず、
原発を押し進める日本政府と、そういう政権を選んだ日本人が「理解できない。」と言っているそうです。

もっとも「2012年12月の総選挙は完全に不正選挙だった」、というのが私の見解ですが・・・。
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風さんへ (金木犀)
2014-10-14 21:51:09
日本の電力供給の大問題は、大手電力会社がそれぞれの地域ごとに「独占的に」一般家庭に供給しており、私たちは、原発由来の電気をいらないと思っても、勝手に供給され続けてきたこと。
ドイツのやり方は、とても羨ましいです。
ドイツは再生可能エネルギーによる電気代が高いので、家庭の負担になっていると、原子力村は言いますが、放射能の危険に怯えながら電気を使うなんてまっぴらだと思っている人だって多いはずです。

>原発を押し進める日本政府と、そういう政権を選んだ日本人が「理解できない。」と言っているそうです。
ですよね。私も理解できないです。

2012年の選挙は、一部で不正はあったと思いますが、いわゆるよくある選挙違反的な不正であるというのが、私どもの見解で、噂に流れているような集票マシンによる不正、というのはヒットしませんでした。

あの時の選挙は、未曾有の日本の危機、地震、津波、原発事故の対応に追われた政権に協力どころか、「民主党の原発事故の不手際」という印象操作、たくさんのデマやバッシングが巨大マスコミあげて行われたこと。
国民に向けた民主党のイメージダウンが、原因だったと思います。

それと、震災後の、絆とか、厭世的な気分に、堪えられないタイプの人々が、アベノミクスという、景気が良くなりそうなもの・・に、惹かれてしまったこと。
案外、必ず投票に行く年配者には、こういうタイプが一番多いのではないかと思います。読売新聞が好きな人?

加えて、小政党が乱立して、脱原発の票を割ってしまったこと。
小選挙区制の弊害が最も悪い形で出てしまい、自民の一強の結果をもたらしてしまいましたね。
返信する
お返事追加です (金木犀)
2014-10-16 14:48:48
小選挙区の不備が、やはり大問題ですね。
去年の記事ですが・・

「もし、前回の選挙(死票・約3730万票全体の56%)の得票率に議席を正しく反映させたら・・・」

http://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/d7ec16358a9c87657c2b8d4afcda84a2

自民党が、前より票を伸ばしてはいましたが、あれほど馬鹿勝ちは出来なかったはずです。
返信する
不正でないならなおさら救われないこの国の民 ()
2014-10-16 23:18:59
>あの時の選挙は、未曾有の日本の危機、地震、津波、原発事故の対応に追われた政権に協力どころか、「民主党の原発事故の不手際」という印象操作、たくさんのデマやバッシングが巨大マスコミあげて行われたこと。
 
これは私もその通りだと思います。
マスコミは実に巧妙に世論操作を行いますよね。

>それと、震災後の、絆とか、厭世的な気分に、堪えられないタイプの人々が、アベノミクスという、景気が良くなりそうなもの・・に、惹かれてしまったこと。

これもあると思います。

結局そのマスコミを牛耳っている人たちも、目先の景気というにんじんに踊らされた人たちも、そういう意識レベルなのかもしれません。
(自分の親がこのたぐいの老人でないことに感謝すべきかも・・・。)
あと、私は昨今の若い人たちのなかに右翼的思想の人がすごく増えていることも背景にあるように思います。

小選挙区について問題大有りなのは
この制度が作られた時から判っていた話ですよね。自民党のねらいどおり
になっていますね。
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風さんへ (金木犀)
2014-10-17 20:53:41
テレビの影響力って半端ないですから、毎日毎日、各TV局のニュースやワイドショーで、これでもかこれでもかと喋っていれば、絶対、世間に空気を作ってしまいますよね。

>あと、私は昨今の若い人たちのなかに右翼的思想の人がすごく増えていることも背景にあるように思います。

先日小学生が、日本は中国になめられているとか、言っているのを見て、驚いちゃいました。親が言っているのかな?
今の中国を見れば、なんだか嫌な国っていうイメージしかないですものね。
戦争中、大陸で日本軍が、イスラム国に負けないような文字に書けないような、本当にひどいことしたことも、周恩来がそれらを許して国交回復したことも、全然知らないし。
(私も結婚して、夫の家族に聞くまで知らなかった。)
たしかに今の中国にも問題はありますが、歴史認識は、ちゃんと伝えてゆかないと・・・
なんだか最近は日本に都合のいい歴史認識をまかり通そうとしている勢力が勢いづいていて嫌になります。

それと、小選挙区制は、自民党の派閥争いを解消しようとしたらしいですが、案じた通り、死に票の山で民意が反映しないものになってしまいました。
これも、間違っていたと気づいたら変えなくてはならないことですね。
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