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ナチスの手口とは、「政敵を逮捕し、分母を小さくして改憲」することだった

2013年08月15日 | 憲法改悪、集団的自衛権反対

麻生太郎さんって、政治家でなかったら、そのキャラクターゆえに気のいい面白いおじさん、でよかったのに、ほんとうに残念だなと思う。

8月8日の東京新聞のこちら特報部に、ナチスの改憲の経緯(手口?)が書かれており、誰も気づかないうちに変わったわけじゃなく、大騒動が起こって改憲されたということだ。その意味では麻生さん勘違いなさっていたようだが。

しかし、ナチス改憲のいきさつ、麻生さんが口火を切ってくれなければ、一生知らなかったかもしれない。と思えば麻生さんに感謝してもいい。

京都大でファシズム研究をしている池田浩士名誉教授の説明は、以下のとおり。(記事より抜粋)


 ナチスは1932年7月の総選挙で第一党となり、33年1月に党首のヒトラーが首相に任命された。第一党になったのは事実だが、ナチスの得票率は37%だった。
  ヒトラーは就任後すぐに議会を解散し、3月に予定された次期総選挙で反対勢力を封じ込めようと画策。2月に国会議事堂放火事件が起きると、早々に犯人を共産党員だと決めつけ、党員の大量逮捕を図った。
 共産党員は潜伏せざるを得なくなり、同党は総選挙で議席を大幅に減らした。さらにナチスは、当選した共産党員の議員資格も剥奪するなどし、全566議席中、過半数の288議席を得ることに成功した。

 総選挙後、立法権や予算の編成・執行権を国会から政府に移す「全権委任法案」を提出。事実上の憲法修正法案だったため「全国会議員の三分の二以上が出席し、三分の二以上の賛成」が必要だった。 そのままでは三分の二に足りないナチスは、共産党員に加え、同じ反対勢力の社会民主党員も恣意的に逮捕するなどして裁決の分母から除外。無理やり三分の二以上の賛成に持ち込んだ。


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こわいですね、ナチス。反対勢力は「逮捕」。で、議員総数を減らし(=改憲のための分母を減らす)、過半数獲得する手口。・・・まさか、これを真似たかったわけではないでしょうね?


菅前総理を告発したという市民団体がどういう性質の団体かはわからないけれど、「原発視察を強行したため、「ベント」が遅れた」って、いまだにそんなデマを根拠に告発するなんて、印象操作の確信犯でしょうか。数々の事故調報告書や関連本を読めば、不起訴になるのは当然のことなのに。
菅元首相が意見書提出=原発捜査、不起訴へ―検察当局(時事通信) - goo ニュース
菅さんが海水注入をやめさせたとデマを流したまま、訂正しない安倍総理もまったく同じレベルですね。
嘘も100回言えば、真実になる」これは、情報操作の「手口」です。


いずれにしろ、国民は、チェック怠りなく、プロバガンダにだまされて、自分の首を絞めないように。
もちろん、麻生ナチス発言以来、反日感情の強い国はもとより、国連はじめ、アメリカ、イスラエル、ドイツも、安倍政権へのチェックはより厳しいものになっているでしょうけれど。



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こんな説明も・・・ (ひろみ)
2013-08-15 16:59:03
こんにちわ。
facebookで知り合いがシェアしていて読んだのですが、こんな説明もありました。
http://diamond.jp/articles/-/39980
麻生副総理の国語力の問題と説明不足と軽率な発言マスコミがいつものごとく、論旨とは別の部分で切り取り大騒ぎというようなことが書いてありました。。。

麻生副総理は、総理時代に以前もマスコミにこのような形でたたかれいたことが気になります。
国を代表する政治家であるから、もっと自分が発する言葉に責任を持ってほしいと思うのですが・・・。
これもまた、ある意味、役割なのかもしれませんね。
物議を醸し出すことによって、周知される、という効果がありますから。。。

祖父さんの吉田茂に関して、昨日こんな風に記事を書いている人がいました。
http://ameblo.jp/amezisto0214/entry-11592660142.html

まだまだ、歴史の中で隠されていることがたくさんありそうですね。。。
そういうことが、どんどん暴露されていく時期なんでしょうね。。。


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ひろみさんへ (金木犀)
2013-08-17 09:37:23
サイトのご紹介、ありがとうございました。
どちらも、興味深く読ませていただきました。

>これもまた、ある意味、役割なのかもしれませんね。
 物議を醸し出すことによって、周知される、という効果がありますから。。。

同感です。表に出てきて、本質をさらけだしてくださった?
改憲の可能性が現実味を帯びてきたせいか、この夏は、より非戦、反戦への国民感情が強くなってきたようにも思います。マスコミ含めて。
そばにあるのが当然だと思って感謝もしていなかったものが、突然なくなりそうになって、途方に暮れてしまう。
今の日本国憲法のありがたみを、私達は、ほんとうの意味で知ることになるのではないでしょうか。
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