はなうた さんぽ道

歌うことが大好きなお気楽主婦のひとりごと

白黒抹茶

2008-06-29 21:37:12 | 今日この頃

「先生、“白黒抹茶”ってよう言わはるやろ。
                  訳わからんねん」

昨日ミーティングを兼ねたランチの席で
ワッキンさんとピアノのオスカル先生に
Pコーラスの指揮の先生のよく言うせりふを言った。

       昔
       白黒抹茶 小豆コーヒー ゆず桜
       なぁんて何のCMかわからないけれど、
       そういうのがありましたね。

二人とも
エ~~~~ッ!知らんわ~~~

私は二人に
「毎回言ってはるやん。」
っていうが二人とも気がついていないよう。

でも私は
「白黒抹茶ってよく言うねん」
あの言葉を気がついていない二人に念を押すように言った。


お昼過ぎて練習の時間になり、
私も“白黒抹茶”を忘れて歌に没頭。

ある歌に来たとき、指揮の先生が
「注意したところは良かったんですが、
そのあとはすぐに違うように歌いますね。
みんな同じようにすぅーーっと流れて行ってほしいのに
ころころ変わりますね。
白黒抹茶ではだめですよ!みんな同じ色でお願いしますよ。」
と言われた。

私はほら~~っ!
とオスカル先生とワッキンさんをしたり顔で見る。
そして3人とも

ぷーーーーーーーーっ

笑い転げる。

もう、笑いが止まらない・・・・とまらない・・・・・

 

あれからの私、まだまだ笑いが止まらない。

 

今日は昼から事務所だったが、仕事しながらでも
指揮の先生の“白黒抹茶”が頭の中に渦巻く。

フフッ・・・・・・・


仕事が終わってスーパーで買い物しているとき
“白黒抹茶”

歩いているときでも
“白黒抹茶”

帰り道、中学の横を通り過ぎるとき、
今朝の校長先生のお見送りのことを思い出し、
胸が詰まり、涙があふれてきた

でも通り過ぎてしまうとまた“白黒抹茶”が浮かんでき、
クククッと笑ってしまう。

これでは私の心が“白黒抹茶”ではないか!!

明日からは心落ち着かせて しっかりと過ごしていこう。

しかしそれにしても、白黒抹茶って・・・・


 


お別れ

2008-06-29 10:54:12 | 今日この頃

今朝、息子たちの通っていた中学の校長先生が亡くなった。

一昨年、病気になられて手術をされ、
元気になって帰ってこられたはずなのに・・・・・

つい最近、また入院されていることを知っていたが、
また元気に退院されると思っていた。
そこにこの訃報。

驚きと悲しみがごちゃまぜになって
病院から家に帰られる途中、中学にも帰られるということなので
中学にすっ飛んで行った。

中学の校門につくと現役中学生や卒業生、PTAのみなさんで
もういっぱいだった。

 

校長先生はみんなに愛されている先生だった。

朝、いつも校門の前で生徒一人一人に大きな声で
「おはよう!」と握手をして挨拶をされていた。
この校長の前では誰もが大きな声で
「おはようございます」と返事する。

元気のない生徒には「どうしたんや?」と話しかけ、
頑張った生徒には「よう頑張った!!」と思い切り褒める。

うちの子供たちにも福毛兄には「おにいちゃん!」といつも呼びかけて下さり、
インド汁は生徒会やクラブで頑張っていたのでいつも
「ほんまにええ子です」と手放しでほめてくださっていた。

なにか問題が起こった時はすぐに対処して下さった。

講堂で話をするときは決してマイクを使わず、
自分の声で楽しく話された。

今、中学で問題のある生徒もなく、平穏に学生生活を遅れているのはきっとこの校長先生のおかげだろう。


思い出すといい思い出ばかり。
先生の笑顔ばかりだ。


中学にみんなが集まってほどなく、校長先生が来るまで
帰ってこられた。

吹奏楽の子たちが「ふるさと」を演奏し始める。
演奏が終わるとみんなで「ふるさと」を合唱する。

もう、みんな涙涙・・・
中学生も卒業生もPTAも先生方も
みんな、みんな・・・・

男の子も女の子も泣きじゃくり、
「校長先生、今までありがとうございました。」と大声でお礼を言う。

最後には車の扉を開けて校長先生のお顔をみんなに
見せて下さった。

先生、本当にありがとうございました。と私も心の中で叫んだ。


校長先生、どうぞ安らかにお眠りください。

                               合掌