カワラノギクが自生するのは 関東地方の 一部大河川の中流域で
数年に一度 濁流にのまれて攪乱されるような 丸石河原だそうです。
今回は 多摩川の河原へ見に行きました。
草丈は 50~70cm、上部でよく分枝し、葉は線形
根生葉や下部の葉は 花期には枯れています。
花弁が細い花
↓ 今年はまだ花をつけない株。来年は咲くかな・・。
カワラノギクは、一稔性 (一回だけ結実する) の二年草です。
たくさんの花を咲かせていました。
同じような環境を好む カワラニガナは
花が 終わっていました。
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河原には 他の植物も繁茂しています。
ムラサキエノコログサが びっしりと。
カワラアカザ
花が一輪残っていたのは メマツヨイグサでしょうか。
種子の入った円柱形の実は大きく、いかにも繁殖力がありそう
ロゼットもたくさん見られました。
(右側の 下がメマツヨイグサ。上はカワラノギク)
ノイバラも 実がたわわに
ネナシカズラ
クコの花と実
他に、イタドリやオオアレチノギクなど
栄養の乏しい河原に生きている植物は
見るからに たくましそうです。
> 一稔性 (一回だけ結実する) の二年草です。
子孫残しても長生きするヒトみたいなもんですかね。
※
稔には実るって意味があるんですね。
みのるって名前の同級生が何人も居ましたけどそういう意味だとは全然。
不稔性なんて言葉も見つけました。
稔性って、普段の会話で使うことはまずないですよね。
私は、スミレの交雑種には稔性がない・というところから この単語を知りました。
二年草は、二年かかって生涯を終えるということで
カワラノギクは花を咲かせると、その株はお終い
発芽すると ロゼットで冬を越して、次の年に花を咲かせるのだと思います。
稔くん、私も中学校時代の知り合いにいましたよ。