リハビリ途中の 夫の膝は、快方に向かっている様子で
唐松岳のピストン(ただし、泊まりでね)なら、何とか行けるかも・・ というので
途中で引き返すことも視野に入れて、白馬へと出かけてきました。
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黒菱からリフトを乗り継いで、八方池山荘(1930m )へと上がりましたが
リフトの下には、艶やかなお花の絨毯がとぎれることなく続いています。
咲いているのは、シモツケソウやクガイソウ、マツムシソウ
ハクサンシャジン、タテヤマウツボグサなどなど
これからのお花たちとの出会いに胸が高鳴ります。
八方池山荘から歩き始めると、右手に 白馬三山が スッキリ
これなら、八方池の湖面に映る あの姿が見られるかも
撮影は自粛して、気になるお花のチェックだけしていきます。
ガスがだんだんに上がってくるようになって
気持ちは急くけれど、八方池までって こんなに遠かったっけ?
左手の鹿島槍は もう 隠れそう
そうして、この後はもう 姿を見せてはくれませんでした。
歩き始めてから 50分弱。 ようやく、池が見えてきました。
よかった。。。 ガスはまだ来ていませんね。
不帰キレットの全容も、バッチリ見えています。
上から眺める湖面は穏やかそうです。
ワクワク
そして、池のほとりへ下ると
わぁ なんて美しいんでしょう。
山の雑誌や カレンダーなどで何度も何度も見ている風景だけれど
実際に目にすると、これは 感動もの
お花の写真を撮らずにのぼってきた甲斐があったというものです。
写真を撮った後は、ぼ~っと 小休止
すぐに 立ち去るには、あまりにもったいない景色ですもの
さて、もうお花タイムの解禁かな
樹林帯には、イチヤクソウやコキンレイカ、アキノキリンソウが花盛り
開けた斜面には、カライトソウやシモツケソウやハクサンシャジンなどが 群れ咲いていますが
登ってくる人、下ってくる人をよけながらの撮影は、迷惑きわまりないので
やっぱり、自粛 まぁ 明日もあるから いいでしょ
タテヤマウツボグサ、シモツケソウ
それでも、登山道が広くなったところでは、やっぱり撮ってしまいます。
下りでは見落としてしまうことだってあるしね。
ハクサンチドリ/クロクモソウ/イワショウブ、カライトソウ
足元のお花畑がわかるでしょうか。
主役のお花は変われども、お花畑は何度も現れます。
ハクサンシャジン、ワレモコウ、シモツケソウ
オオサクラソウの鮮やかな色にうっとり
思いの外 少なかった ヨツバシオガマでした。
オオサクラソウ/クルマユリ/ヨツバシオガマ
扇雪渓は人気の休憩スポットです。
冷気が漂ってきて、とってもいい気持ち
扇雪渓を過ぎると やがてハイマツ帯になり
ミツバオウレンやコイワカガミ、ツマトリソウなどが見られるようになりました。
雪融けが遅かった場所なのでしょうね。
ミヤマリンドウ/ミヤマキンバイ/ミネズオウ
チングルマ/コイワカガミ/アオノツガザクラ
大きなザックを背負って、こんなふうにお花を撮るのは大変なんです。
nonnちゃんも私も、200回以上は スクワットしたような。。。
丸山ケルンに到着
ここから山荘までのCTは、1時間ほどですが
夫の膝の調子は まずまずで、このぶんなら 頂上まで 行かれそう
お天気もまだまだ ご機嫌で
こんな景色を見ながら歩けるなんて、シアワセ
だいぶ高度をあげてきました。
何度かトラバースしていけば、ほどなく山荘に着くでしょう。
このあたりの斜面には、シナノキンバイがたくさん
ハクサンイチゲは、残念ながら もう終盤でした。
シナノキンバイ/ハクサンイチゲ/ツガザクラ
頂上山荘が見えてくると、ドキドキしますね。
あそこを回り込めば、剱岳が ど~んと 正面に望めるはずなのですが。。。
よかった~ 間に合いました。
カッコイイ 剱岳
ザックを置いて 唐松岳へ向かっていく間に
みるみる雲が湧きあがってきましたが
青空のあるうちに山頂(2696.4m )へ
キレット方面の眺めは、雲があると迫力が増しますね。
今朝からずっと見ていた 大きな五竜岳です。
剱岳方面はすっかり雲に隠れてしまい
のんびりしているうちに雲があがってきて、急に寒くなりました。
降られないうちに戻りましょ
岩場ではコマクサが可憐な花をつけ
クモマスミレが数輪 咲き残っていてくれました。
コマクサ/クモマスミレ
山荘周辺のお花畑 (シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロなど)
チシマギキョウ/イワギキョウ/トウヤクリンドウ
ミヤマアキノキリンソウ/ミヤマクワガタ/ハクサンフウロ
山荘周辺のお花散策を終える頃には、あたりはすっかりガスに包まれてしまい
晴れてきたのは、夕映えが終わろうとする頃でした。
明日の晴れを期待して、 おやすみなさい
(2) に続きます。
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唐松岳頂上山荘では、2009年に建てられた本館に泊まりました。(+800円)
この日は、6畳に5人と ゆっくり ラッキーでした。
驚いたことに、朝食の食器は、なんと使い捨て容器でした。
水が貴重なんですね。
飲み水はペットボトルを購入します。500ml 300円
こんな素晴らしい山行をしてきたんですね!
もう「私の今夏の山は…」なんて言わせませんよ。
御主人の足の回復、順調でよかった、よかった。
でも機会があったら女子会で行きましょうね。
こんな景色を見たいですね。
明日、7日に八方尾根まで行きます、登りは急いで八方池まで雲の出てこない内に到着し、帰りに花を撮ってくるつもり。
雷も夕立も怖いしね。
夏山気分にひたることはできました。
登りはじめからお花がどっさり咲いていて、楽しめましたよ。
膝に不安を抱えているヒトを、何度も何度もお待たせしてしまうくらいにね。
女子会も楽しみにしていますね。
Nickさんは、明日行かれるのですね。
是非是非、大急ぎで登って行ってくださいね。
八方池に行くまでの間も お花が途切れることなく咲いていますので
誘惑されませんように。。。
あの景色が見られるように、祈っていますね。
ご主人の膝、まずまず順調そうでよかったです。
縦走も視野に入りましたね、次はどこへ行くか悩む番かな(^^。
唐松岳山荘の使い捨て容器は、私もびっくりした覚えがあります。
水が貴重なのがすごく伝わったんだけれど、
これはこれでなんだか、どうにかならないもんかなぁと思わないでもなく…
いろいろ考えさせられますね。
忘れてしまいますね。ここはいつも日帰りで泊っ
たことがありません、たまには泊りも良いですね。
ここから祖母谷へ下りて見たいと思っていますが、
長距離なので実現しません。
予報では、この日は雷雨があるかもということだったので
用心していましたが、結局 降られずに助かりました。
あの使い捨ての食器は、私も同じように感じました。
資源ゴミとしてリサイクルされることを期待しましょう。
縦走は多分ないでしょうね。小屋泊まりがキライなんですから
なんでそんなに時間がかかるのか 不思議に思われることでしょう。
唐松岳から祖母谷へ下るには、温泉までプラス8時間半ですね。
気が遠くなります。
でも、静かでいいんでしょうね。
ポスターのような写真を
撮ることができ最高!
白馬三山の夏の姿にも
感動でした
思い出に残る夏山でした
お花の写真良く撮れて
愛情が感じられます
辛いスクワットに耐えてね
私はお花イマイチ残念
お付き合いありがとうございました。
八方池からの眺めは、私は四度目でようやくでしたよ。
nonnちゃんはラッキーでしたね。
やはりこの時期の山はお花がいっぱいでいいですね。
また行きましょう。