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観察会で 丘陵地を歩きました。
住宅の裏山のような雑木林では 紅葉黄葉は そこはかとない色づきで
これはこれで好もしい(かも )。
オトコヨウゾメは 今日一番の秋色
ふわっと柔らかな色に 頬がゆるみます。
ゴンズイの葉が色づいて、これでは 赤い果皮が目立ちませんね。
鳥は見つけてくれるかしら
追記 : 近くに葉が緑色のものもありました。
これなら 目立ちます。
ヤマウルシは、葉が残り少ないながらも まあまあ綺麗
たわわな実が見事でした。美味しそうな 赤い色ではないけれど
油分があって 鳥は好んで食べるそうです。
「日本野鳥の会」の記事、「野鳥により種子散布される樹25種」によると
同じウルシ科の ヌルデやハゼノキは
コゲラやアオゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、メジロ、ムクドリ などにより
種子散布される可能性が高いとのこと。
ヤマウルシにも、もしかしたら同じような鳥が来るのかもしれませんね。
ナツハゼ / ミヤマガマズミ
春に 白いふさふさの花を咲かせていた マルバアオダモは
実が枯葉色になりました。冬芽は灰白色です。
林床では、地味色だけど 存在感のある
イチヤクソウ と トサノクロムヨウラン
カントウカンアオイの花
実や種は他に
アオハダ、ムラサキシキブ、マンリョウ、ヤブコウジ、トウネズミモチ、サルトリイバラ
スイカズラ、カラスノゴマ、センニンソウ、カラスウリ、ヤブラン、チゴユリ
オケラ、コウヤボウキ、ナガバノコウヤボウキ、キッコウハグマなど
お花は
コウヤボウキ、ツルグミ、ノハラアザミ、クルマアザミ
シハイスミレ、タチツボスミレ、シロノセンダングサなど
シダは
シシガシラ、コシダ、ウラジロなど
紅葉がきれいだし、さらに木の実が色づいて・・・・。
オトコヨウゾメは一番きれいだけど、ゴンズイという魚みたいな植物の目立たない実も興味深い。
ハゼ、ガマズミなど馴染みの植物も、いっせいに秋の装いを急いでいて、画像でも楽しさが伝わってきました。
ゴンズイという名前は
樹皮の模様が魚のゴンズイに似ているとか、役に立たないところが似ているとか
他にも説があるようです。
お花は地味で目立たないけれど、実が赤くなっても葉は緑色のことが多く
クリスマスカラーのようでとても綺麗です。
後で、緑色の葉の写真も追加しておきますね。