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山道で 何度か見かけた ツリフネソウの小さな花が気になっていました。
花が小さいだけでなく、花弁が短くて、色も薄い
これって どういうことなのかなぁ。。。
今年はもう 山へは見に行かれそうもないので、来年に。。と 思っていたところ
多摩森林科学園のブログに、こんな記事を見つけました。
それによると、同じ株でも 遅くに開花する花は小さくなるというのです。
シーズン中に 何度か訪れる場所では
花の大きさに それほど差があるようには見えなかったけれど
以前に撮っていた画像を見直してみたら
こんなのが出てきました (2015.09)
なぁんだ
気が付かなかっただけでしたね。
後ろに写っている花が開花途中で、この先 大きくなると思ったのかもしれません。
今年は、9月の初めに ごく小さな花をひとつだけ付けた株を 見たけれど
あれも そうだったのかなぁ。。。 (写真を撮っておけばよかった)
次は、もっと ちゃんと見ることにしましょ。
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そして、つい 最近
なかなかさんのHP (ツユクサのページをよく拝見していました)で知ったこと。
正面から見ると 深海魚みたいで
横から見ると くるくると巻いた距の先端が カメレオンの舌を思わせる
そんな 面白い形をしている ツリフネソウの花ですが
あの 先端 ぐるぐる巻きの距はなんと 萼 で
その萼に 蜜が分泌されるのだとか。
お花好きさんなら、とうにご存知なのでしょうけれど
うっかり者の ワタクシ
花の上についている緑色(個体によって色が違います)の 二片が 萼で
後ろに突き出ているのは
スミレと同じく 唇弁の距なのだと 思い込んでいました。
花のつくりは、こちら に わかり易く載っています。
これまで 撮りためた ツリフネソウの画像を 見返したところ
花弁と 下萼片の境目が判然とせず
むしろ、繋がっているように見えるものがほとんどでしたが
同じ仲間の キツリフネは 比較的 わかり易いですね。
追記 **************
数日後の散歩で ツリフネソウを見つけたので
ちょっと失礼して
萼と花弁の境がわかるように 撮りました。
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ここに載せた画像は
キツリフネの他は、すべて 昨年までに撮りためていたもので
花色に変化があるとはいえ、毎回 毎回 飽きもせずに撮っていることに
自分ながら、感心したり 呆れたり です。
また、実(鞘)を触って、弾けさせて遊んではいましたが
観察するのを忘れていたみたいです。
ホント、知らない事ってたくさんあるものですね。
他にも楽しそうな秘密や仕掛けをもった植物が
まだまだあるのでしょうね。
ツリフネソウ、この所ときどき見かけますが、
小さいものもあるのですか。
ついついどこにでもあるお花のように思えるとスルーしちゃうのですが、まだまだ知らない事ってたくさんあるものですねぇ。
投稿する前に、ちょっと確かめてみたところでした。
ゆきさんは、ツリフネソウの花を分解してみましたか?
私、花柄のところを持って、花弁をそっと引っ張って見たら
なるほど、これは萼なんだ。。 と。
性転換(雄性期から雌性期へ)は、他のお花でも見られますが
なかなかさんのページは、わかり易いですよね。
へぇ、そうなのぉ?と目を丸くしたところでした。
ご紹介のサイトを見て、性転換も含めてその不思議さに
ますます目を瞠っています
細かいことが 妙に気になることってありますよね。
ツユクサも大好き。興味深いですよね。
>ツユクサには花粉の付いてない雄しべがあって
X型の飾り雄しべですね。
人間がやるとサギだけど、植物だと 賢いと言われるのです。
そうそう、続きは何だったのか気になりますね~。
録画した番組でツユクサの話をしてたんですが、
ツユクサには花粉の付いてない雄しべがあって、
花粉を虫に食べられない仕組みがどうたらとやってました。
全ての雄しべに花粉は付いてるものだと思ってたら…
佐久はもう寒いけど、まだ咲いてるかもしれないので小さな花見つけてみますね。
※
その後も面白そうな話が出そうだったけど番組の進行がトロ臭くて見るの止めて削除しちゃいました。
年寄りのせっかち?