これは、去年の暮れに娘に送ったゆうパックに貼った切手の残骸ですが、残念でなりません。全部セロテープで貼ってあります。
亡くなった母がまだまだ元気で頭もしっかりしていた頃、近所の郵便局から買っていた記念切手でした。渡された頃は、私が死ぬまでにも使いきれないと思った量で、人に譲ったり自分で使ったりして、やっとゴールにたどり着き、最後まで使えなかった私のお気に入りの切手でした。
私には切手収集の趣味はなかったし、終活中ですから、古切手ボランティアに使うのを楽しみにして、わざわざ手元に帰ってくるように娘への荷物に使ったのに、こんな残念な姿で戻って来ました。
郵便局では、自分で貼りますといつも言っていましたが、「こちらで貼っておきます」と言われてすっかり信用していました。まさか郵便局の人が、切手に対してこんな愛情のない貼りかたをすると思いませんでした。これでは、古切手ボランティアへは送れません。娘から連絡をもらい数日後に現物を見て泣きました。
以後、郵便局は絶対信用出来ません。切手は自分で貼りますが、大事にしていた「戦争を知らない子供たち」「ひょっこりひょうたん島」「ウルトラマン」や夏目漱石、寅さんの切手は二度と手に入りません。
悲しくて残念で、処分も出来ません。ゆうパックを出す時は、郵便局てこれを見せて、任せられないと、必ず目の前で私が切手を貼ります。嫌みなババアと言われようが。