三重県北牟婁郡紀北町上里にあるJR東海の船津駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮、紀伊田辺を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1934(昭和9)年12月19日に開業しました(開業時は紀勢東線に所属)。
相対式ホーム2面2線を有していて、列車交換可能な無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎が1番ホームにあり、2番ホームへは跨線橋で連絡しています。
船津駅の利用者は少なく、2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は71人です。
船津駅が属する紀勢本線は、紀伊半島を海沿いに半周する路線で、新宮駅を境に東側のJR東海が管轄する区間は非電化であり、西側のJR西日本が管轄する区間は直流電化されています。 そして、亀山駅~新宮駅(構内のぞく)間はJR東海の東海鉄道事業本部、新宮駅~和歌山市駅(構内のぞく)間はJR西日本の和歌山支社が管轄しています。
<船津駅の年表>
・1934(昭和9)年12月19日:国鉄紀勢東線の一般駅として開業
・1941(昭和16)年 :大杉谷森林鉄道が当駅となりの船津貯木場まで延長される
・1958(昭和33)年 :大杉谷森林鉄道が区間廃止され、当駅に接続しなくなる
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢東線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1983(昭和58)年12月21日:貨物取扱い廃止
・1983(昭和58)年12月21日:駅の簡易委託化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる
・2005(平成17)年3月31日:駅の完全無人化
・2011(平成23)年9月4日:台風12号の被害で紀勢本線の一部区間が運休したことにより、営業休止
・2011(平成23)年9月6日:尾鷲駅~熊野市駅間が運転再開したことにより営業再開
(駅 名 標)
(新宮方面を望む)
(跨線橋から亀山方面を望む)
(船津駅駅舎)
撮影年月日:2005(平成17)年5月30日