大阪府和泉市太町にあるJR西日本の北信太駅は、天王寺駅から大阪府南部の各都市を経由して和歌山駅までを結んでいる阪和線(63.0km・羽衣支線を含む)の駅です。もともとは大阪と和歌山を高速に結ぶことを目的に建設された阪和電気鉄道の葛葉稲荷停留場として、1932(昭和7)年2月2日に開業しました。
6両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する直営駅です。
駅舎(改札口)は上り・下りそれぞれのホームの和歌山寄りにあり、互いのホームは地下通路で結ばれています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は12,335人で、これは起終点駅を含む阪和線の全36駅中15位です。
北信太駅が属する阪和線は、大阪市南部のターミナルである天王寺から南へ伸び、大阪府南部の各都市を経由して和歌山市へ至る路線であり、JR西日本のアーバンネットワークの一角を形成しています。また、関西国際空港が開港した1994(平成6)年9月4日以降は、同空港へのアクセス路線としても重要な役割も担っています。
<北信太駅の年表>
・1932(昭和7)年2月2日:阪和電気鉄道の葛葉稲荷停留場として開業
・1934(昭和9)年9月29日:売店増築願届出
・1940(昭和15)年12月1日:阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海鉄道山手線の停留場となる
・1944(昭和19)年5月1日:南海鉄道山手線が戦時買収私鉄に指定されたことにより国有化され、国鉄阪和線の所属となる
・1944(昭和19)年5月1日:駅に昇格して、北信太駅となる
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1992(平成4)年11月1日:みどりの窓口の営業開始
・1993(平成5)年7月1日:阪和線運行管理システム(初代)の導入
・2003(平成15)年10月1日:ホームを除き、駅コンコースの喫煙コーナーを廃止
・2003(平成15)年11月1日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2009(平成21)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止して、駅構内終日全面禁煙化
・2010(平成22)年12月1日:組織改正により、大阪支社の管轄から近畿統括本部の管轄に変更される
・2012(平成24)年10月27日:西口に券売機とスロープが完成し運用開始
・2013(平成5)年9月28日:阪和線運行システムを2代目のものに更新
・2016(平成28)年6月14日:みどりの窓口の営業が終了
・2016(平成28)年6月15日:みどりの券売機プラスが稼働開始
・2017(平成29)年3月7日:入線警告音(接近メロディ)を幅広い周波数帯域を持つ音質の警告音に更新
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(和歌山方面を望む)
(北信太駅駅舎・東口)
(東口・駅舎内)
(北信太駅駅舎・西口)
(西口・駅舎内)
撮影年月日:2019(令和元)年8月16日