大阪府大阪市天王寺区堂ヶ芝にあるJR西日本の桃谷駅は、大阪市内の大阪駅~西九条駅~天王寺駅~京橋駅~大阪駅間を環状に結ぶ大阪環状線(21.7km)の駅です。 もともとは大阪鉄道の駅として1895(明治28)年5月28日に開業し、その後、関西鉄道を経て国鉄の駅となりました。
相対式ホーム2面2線を有する高架の直営駅です。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は36,387人で、これは大阪環状線の全19駅中10位です。
JR西日本のアーバンネットワークの中心路線として機能している大阪環状線は、東海道本線と関西鉄道(のちの関西本線)を連絡する東側の城東線、旧淀川の右岸を走る北西側の西成線の一部(元の西成鉄道の桜島線以外の区間)、南側の関西本線と貨物線の一部を、戦後の高度経済成長期に西側の臨海部に新線を造って接続したものです。 そして、多くの駅で、各方面へのJR・私鉄各線、Osaka Metroの地下鉄各路線と連絡しており、また環状運転を行う列車のほか、途中駅折り返しの区間運転や、特急列車や快速列車をはじめとした他路線への直通運転も多く行われています。
<桃谷駅の年表>
・1895(明治28)年5月28日:大阪鉄道の桃山駅として開業
・1900(明治33)年6月6日:大阪鉄道が関西鉄道に路線を譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・1905(明治38)年3月1日:駅名が桃谷駅に改称される
・1907(明治40)年10月1日:鉄道国有法により関西鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により城東線の所属となる
・1961(昭和36)年4月25日:城東線が大阪環状線に編入されたことにより、同線の所属となる
・1983(昭和58)年10月20日:乗車促進ベルが設置される
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1993(平成5)年4月1日:喫煙コーナーを除いて終日全面禁煙となる
・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーが廃止される
・2003(平成15)年11月1日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
・2008(平成20)年10月1日:ホーム上の喫煙コーナーが廃止され、駅構内終日全面禁煙化
・2009(平成21)年10月4日:大阪環状・大和路線運行管理システム導入
・2010(平成22)年12月1日:組織改正により、大阪支社の管轄から近畿統括本部の管轄に変更される
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始(10種類)により、PASMOなども利用可能になる
・2015(平成27)年3月22日:発車メロディーの導入、曲は河島英五の「酒と泪と男と女」
・2016(平成28)年8月31日:高架下商業施設「ビエラ桃谷」開業、北改札口の使用開始
・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(天王寺方面を望む)
(桃谷駅駅舎・南口)
(南口改札口)
(桃谷駅駅舎・北口)
撮影年月日:2018(平成30)年8月18日