福井県大飯郡高浜町にあるJR西日本の三松駅は、北陸本線の敦賀駅と東舞鶴駅とを結んでいる全線単線の小浜線(84,3km)の旅客駅として、1961(昭和36)年7月15日に開業しました。
単式ホーム1面1線のみの無人駅です。
以前は駅舎はありませんでしたが、2005(平成17)年3月に観光展示コーナーや多機能トイレを備えた「ラ・ポルト三松」という名称の洋風の駅舎が建てられました。しかし、駅舎内に窓口はなく、自動券売機も設置されていません。
2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は174人で、これは起終点駅を除く小浜線の全22駅中13位です。
三松駅が属する小浜線は、若狭湾に沿って敦賀市・小浜市・舞鶴市の各都市を結んでおり、沿線には海水浴場が多く、三方五湖や名勝蘇洞門、国宝明通寺、若狭彦神社などの社寺といった観光地を控えていることから行楽・観光路線となっています。 しかし、並行する国道のバイパス建設や高速道路の開通によってマイカーに利用客が流れており、近年は学生を中心とした地域住民の足として利用されています。
<三松駅の年表>
・1961(昭和36)年7月15日:国鉄小浜線の旅客駅として開業
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1991(平成3)年4月1日:小浜鉄道部が発足し、同鉄道部の管轄になる
・2005(平成17)年3月:駅舎竣工
・2010(平成22)年6月1日:組織改正により、小浜鉄道部から金沢支社敦賀地域鉄道部の管轄に変更される
(駅 名 標)
(敦賀方面を望む)
(東舞鶴方面を望む)
(三松駅駅舎)
撮影年月日:2016(平成28)年12月2日