今日は靴の記念日です!
日本の靴文化の中で、主に洋式の靴が履かれるようになったのは、江戸時代末期の頃からですが、陸軍の創始者の一人である大村益次郎は、アメリカから輸入した軍靴が大きすぎたため、日本人の足のサイズに合う洋靴(西洋草履)を作る提案をしました。
これを受けて、1870(明治3)年の今日、千葉県佐倉の藩士だった西村勝三が東京の築地入船町に日本で初めての西洋靴の製作工場・伊勢勝造靴場を開設しました。
この工場で最初に大量に作られたのは、やはり軍靴だったそうですが、次第に洋靴の国内生産は盛んとなり、それまで履いていたわらじや下駄に代わって、一般的に庶民の間に広まっていきました。
このことを記念して、東京靴同業組合が1932(昭和7)年に、3月15日を「靴の記念日」と制定しました。
それから、今日は万国博デーです!
1970(昭和45)年の今日(3月15日)、大阪府吹田市千里丘陵の会場で、“人類の進歩と調和”をテーマとして開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」の一般入場が開始されました。
参加国は77ヵ国で、会場には117ものパビリオン(展示館)がありましたが、一番人気があったのは、アメリカの宇宙船アポロ12号が持ち帰った「月の石」が展示されていたアメリカ館でした。 4~5時間並んで待って、見学できるのは1分もなかったっそうです。
9月13日までの延べ183日間の会期中の総入場者数は、当初の予測入場者数3000万人の2倍以上の6421万8770人に達しました。 1日の最高入場者数は83万6000人で、平均入場者数は35万人でした。
戦後復興を経て、1964(昭和39)年に開催された東京オリンピックに次ぐ大規模国家事業の成功は、我が国の高度経済成長を象徴するものとなりました。