大阪府堺市堺区高須町にある浅香山駅は、汐見橋駅と極楽橋駅とを結んでいる南海電鉄高野線(64.5km)の駅です。 もともとは大阪高野鉄道の駅として、1914(大正4)年6月22日に開業しました。
6両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有する無人駅で、1974(昭和49)年7月に建てられた橋上駅舎があります。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は8,459人で、これは南海電鉄の全100駅中21位です。 また、高野線の駅では42駅中12位です。
当駅の東側にある浅香山浄水場は、堺市の花木であるツツジの名所として知られ、約2300本のヒラドツツジが植えられている場内は「大阪みどりの百選」にも選ばれています。
浅香山駅が属する南海電鉄高野線は、かつては南海本線に対して支線的な存在でしたが、宅地開発による沿線人口の急増や泉北高速鉄道との相互直通運転により、現在は大阪府南河内地域・和歌山県伊都地域から大阪市内への通勤・通学路線となっており、また、日本有数の宗教都市・霊場である高野山への参詣輸送路線でもあります。
<浅香山駅の年表>
・1915(大正4)年6月22日:大阪高野鉄道の駅として開業
・1922(大正11)年9月6日:南海鉄道が大阪高野鉄道を合併したことにより、南海鉄道の駅となる
・1925(大正14)年6月8日:我孫子前駅~当駅~堺東駅間が複線化される
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づく戦時統合により、南海鉄道と関西急行鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道の駅となる
・1947(昭和22)年6月1日:近畿日本鉄道が旧・南海鉄道の路線を南海電気鉄道に分離譲渡したことにより、同鉄道の駅となる
・1974(昭和49)年7月 :橋上駅舎が完成
・1999(平成11)年4月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
・2006(平成18)年7月1日:ICカード「PiTaPa」「ICOCA」の利用が可能になる
・2007(平成19)年10月27日:当駅北付近の線路上に小型ヘリコプターが墜落炎上する事故が発生
・2011(平成23)年4月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2011(平成23)年6月 :バリアフリー化工事が完成し、エレベーターと多機能トイレが設置される
・2012(平成24)年4月1日:駅ナンバリングの導入
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
・2013(平成25)年4月1日:駅の無人化
(駅 名 標)
(極楽橋方面を望む)
(浅香山駅)
(橋上駅舎内)
撮影年月日:2016(平成28)年12月18日