12月10日は無人航空機記念日です。
無人航空機は、人が搭乗しない(無人機である)航空機のことで、ドローンとも呼ばれています。
この急速なドローン の普及により各地で各地で事故が相次いだため、国も安全なドローンの普及を目指し、2015(平成27)年9月1日に「航空法の一部を改正する法律」が閣議決定され、同年12月10に施行されました。
それまで、ドローンは航空法で航空障害物の一つとして取り扱われていて、空港周辺における飛行制限や飛行させる高度に関する制限は定められていませんでした。 しかし、12月10日に施行された改正航空法では、新たにドローンを国内法で初めて「無人航空機」と定義し、飛行できる空域や飛行方法について具体的なルールが定められました。
ちなみに、改正航空法では無人航空機の定義を、『航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船その他政令で定める機器であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満の重量(機体本体の重量とバッテリーの重量の合計)のものを除く)』と規定しています。
また、2016(平成28)年4月7日施行の小型無人機等飛行禁止法により、内閣総理大臣官邸をはじめとする国の重要施設、外国公館や原子力事業所などの周辺地域の上空でドローン等を飛行させることが禁止されました。
これらのことから、佐賀県鳥栖市に本店を置き、無人航空機に関する知識と技術を認定する通称「ドローン検定」を運営するドローン検定協会株式会社が、無人航空機の活用・普及・発展を目的に、12月10日を「無人航空機記念日」に制定しました。さらに、この記念日がより多くの方に親しみをもってもらいたいことから、通称として「ドローンの日」と称することも定めました。