奈良県吉野郡大淀町にある越部駅は、橿原神宮前駅から吉野駅までを結んでいる全線単線の近鉄吉野線(25,2km)の駅です。 もともとは吉野鉄道の駅として、1927(昭和2)年7月1日に開業しました。
4両分の有効長をもつ相対式ホーム2面2線を有していて、列車交換可能な無人駅です。
平屋の鉄骨造の駅舎が下りホーム(吉野方面行きホーム)の橿原神宮寄りにあり、上りホームへは構内踏切で連絡しています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は512人で、これは起終点駅を除く吉野線の全14駅中8位です。
この越部駅は大淀町の中心市街地の東外れに位置する駅で、特急通過駅となっています。
越部駅が属する近鉄吉野線は、ほとんどの急行と特急が南大阪線と直通運転をしています。
<越部駅の年表>
・1927(昭和2)年7月1日:吉野鉄道の駅として開業
・1929(昭和4)年8月1日:大阪電気軌道が吉野鉄道を合併したことにより、同社吉野線の駅となる
・1941(昭和16)年3月15日:大阪電気軌道が参宮急行電鉄と合併して関西急行電鉄となり、同鉄道の駅となる
・1944(昭和19)年6月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法に基づく戦時企業統合政策により、関西急行鉄道と南海鉄道が合併して近畿日本鉄道となり、同鉄道吉野線の駅となる
・1965(昭和40)年3月 :交換設備を設置
・1992(平成4)年12月1日:朝と夕方に駅構内の禁煙タイムを実施
・2001(平成13)年2月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
・2001(平成13)年10月14日:Jスルーカードの取り扱い開始
・2007(平成19)年4月1日:IC乗車カード「PiTaPa」「ICOCA」の利用が可能になる
・2009(平成21)年3月1日:Jスルーカードの自動改札機・乗越精算機での取り扱い終了
・2011(平成23)年10月1日:駅の無人化
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始により、TOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
・2015(平成27)年8月20日:駅ナンバリングの導入
・2018(平成30)年1月31日:スルッとKANSAI対応カードの自動改札機での利用終了
・2019(令和元)年7月21日:喫煙ルームを除いて駅構内終日全面禁煙化
(駅 名 標)
(橿原神宮前方面を望む)
(構内踏切上から吉野方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(越部駅駅舎)
撮影年月日:2020(令和2)年1月11日
今日もご訪問有難うございます