後になって思うのですが、今回の旅は色々と運が良かったと
思います。
旅の前に立てていた計画とくらべると少し変更はありましたが、
言うことなし、やりたいことが全てできた、満足感いっぱいの
旅でもありました。
運が良かったというのは、まずは山で倒れたのに助かったと
いうことです。
危険な箇所がいくつかあったので、倒れたらそのまま斜面を
転げ落ちて大ケガとか、岩に頭を打って大ケガということも
当たり前に考えられました。
倒れた場所が良かったことと、優しいい人々に助けられた
ことは本当に運が良かったです。
こうしてみると開聞岳はけっこう急(勾配がきつい)
景色は良いが、転げ落ちたら大ケガするような箇所もありました。
もう一つは築100年以上の木造駅舎、嘉例川駅に案内していただき、
この駅から「指宿のたまて箱」に乗車できたことです。
これは後から知ったことなのですが、この列車は全席指定席
で、すでに予約でいっぱいのため乗りたくても乗れない人が
たくさんいらっしゃるということでした。
それが運よくたまたま嘉例川駅から隼人駅まで乗ることが
できました。
2両編成で後部車両が自由席だったのです。
築100年以上、木造駅舎の嘉例川駅
観光特急「指宿のたまて箱」・・・とてもいい列車でした。
「指宿のたまて箱」の車窓
たった一駅でしたが、私はそこで都会の電車などとの違いや、
特別な良い時間の過ごし方というものがどういうものかという
ことを体感することができました。
もし乗れていなかったら、このことをみなさんにお伝えする
記事も書けていません。
それから現地の方たちとの新たな出会いがあり、新たな
つながりもできました。
そして、とても嬉しいものをプレゼントでいただきました。
それは鹿児島のある海岸で採れたという、アオイガイという
貝の貝殻で作られたアクセサリー(インテリア)です。
アオイガイを二つ向い合わせてつくられた手作りのアクセサリー。
いつか近い将来、自分の手でこの貝殻を拾いにいくつもり。
自分の中で何かが変わり始めています。
生き方、時間の過ごし方、そういうことに関する意識が
変ったと思います。
これから生活にも変化が出てくると思います。
それがさらに僕の人生にどんな変化をもたらすか、
それが楽しみです。