ネイチャー・コンタクト ~ 自然とディープにふれあおう ~

アフターや休日にふれあう、いろいろな自然。ネイチャーコンタクト・フォトブログです。

シモバシラのしもばしら

2011年01月16日 | 5.日記
一昨年、高尾山でシモバシラのしもばしらを初めて見ました。
でも残念なことに、デジカメのバッテリー切れで撮影できなかったんです。

昨年は、1月11日に行きましたが条件が悪くてしもばしらができておらず、
16日に再挑戦した時にやっと写真に収めることができました。

シモバシラのしもばしらって、なんのことだかわかりますか?
しもばしらは、寒い日の地面に見られる土中の水分の氷の柱のことですが、
シモバシラのしもばしらは、それとは違います。
シモバシラという名の植物(草)の枯れた茎から、しもばしらが垂直に出てきているんです。

このような現象は枯草全部に見られるわけでなく、シモバシラという植物にしか起こりません。
そこで、この植物の名をシモバシラというのです。
(ただし、シモバシラほどしっかりした作りのしもばしらでなければ、他の草でも起こることがあります。)

そのしもばしらを今年も高尾山に見に行きました。
9日(日)と15日(土)に行きましたが、15日にはこれまで見たことのないものも見ることができ、ラッキーでした。
でも9日も晴れていて、とてもよかったですよ。



これが地面にできる普通の霜柱です。



これがシモバシラの霜柱です。



16日にはカシワバハグマという植物にも珍しく立派な霜柱が発生しているのが見られ、ラッキーでした。



これが、カシワバハグマ全体の草姿です。
シモバシラの草姿は、またの機会に載せることにします。



旅のはじまり

2011年01月10日 | 5.日記
旅行が僕の趣味の一つになったのは2008年の秋、1泊2日の箱根旅行に行ったのがきっかけでした。

それは、いつもの仕事場から夏季限定の仕事に駆り出され、ちょうどその仕事が終わった時期でした。
その仕事は思った以上の労務で、自分のことをひとまず置いて仕事に打ち込んでいたため、その期間が終わった時、
元の自分に戻れなくなってしまっていました。


どういうことかというと

「この夏自分は、本当は何を楽しみにしていて、何をやりたかったのだろうか?」
「これから先は?自分は一体、何をしたくて、どんなことに目的意識を持っていたんだろうか?」、

のような状態です。


これは自分についての大事なことを忘れてしまう、見失ってしまうという、大変つらい状態です。
友人の前でもいつもの自分になれず、涙を浮かべてただ「つらい」と話すだけでした。

こんな時、自分を取り戻すためにと思い、湯治もかねて箱根旅行を思い立ちました。
この仕事で稼いだ給料で初めて購入したデジタル一眼カメラを持って出かけた箱根は大変素晴らしく、
これがきっかけで、旅行が僕の趣味の一つとなったのです。

この旅で感じたのは、とにかく緑の山々に囲まれた世界と気持ち良い硫黄の温泉。
そして美しい星空とおいしい食事でした。


僕はそこで、

「狭い仕事の世界のほかにも、いろいろな世界がある。」
「人間は仕事や仕事場という狭い世界に閉じこもっていては、本当の自分を見失ってしまう。」

そう思いました。


僕の言っている旅行とは、何でもそろっているリゾート地のようなものではなく、自然とふれあう旅行です。
今では例え日帰りでも旅行は大切なものだと思っています。