ネイチャー・コンタクト ~ 自然とディープにふれあおう ~

アフターや休日にふれあう、いろいろな自然。ネイチャーコンタクト・フォトブログです。

高尾山の夏

2010年08月22日 | 5.日記
7月17日に高尾山に行ってきたのですが、24日にも行ってきました。

17日にはオオムラサキやスミナガシといったチョウを見ることができました。
こうしたチョウたちをまた見たいということもありましたし、17日に行った時はもう少しで咲きそうなのにまだ咲いていなかったイワタバコの花が見たいということもありました。

スミナガシというチョウは僕にとっては伝説のチョウなんです。

中学生の時に「昆虫おもしろブック」という本(矢島稔さん著、松本零次さん挿し絵)を読みました。
この本は当時、昆虫をはじめ生きものや自然の好きな僕に、強い興味を引きました。

この本にスミナガシというチョウのことも載っていて、その魅力について書かれているのを読んだのです。
スミナガシなんて見たことがないし、ぜひ見てみたい!…ってその時強く思ったのですが、僕の住むような市街地の身近な環境にはいないチョウです。
なかなか見ることができませんでした。

それからもう何年もたち、いい年をした大人になった今年の夏、7月17日にやっと初めて見ることができました。
もう一度見に行きたくなるのは当然でしょう。

オオムラサキも生きたのを見たのは、この17日が初めてでした。
高校生の時、長野県で、クモか何かに食べられてしまった跡の羽だけ見たことがありますが、生きたオオムラサキは見たことはなかったのです。

イワタバコの話ですが、セントポーリアって観葉植物(花)を知っていますか?
セントポーリアは、実はイワタバコ科の植物なんです。
そういえば、イワタバコってなんとなくセントポーリアに似ています。
イワタバコは「日本の野生のセントポーリア」っていう感じの花だということができます。

この夏、仕事が忙しい中、何か夏らしいことしたいって思っていますけど、こうしてブログを書きながら振り返ってみると、なんだかんだいって、ちゃんと夏らしいことできてますね。


オオムラサキ
オオムラサキは日本の国蝶。
綺麗な紫色に、光が射したような白い模様が魅力的なチョウです。


スミナガシ
墨を流した時のグランデーションのような灰色っぽい色を基調とした複雑な色合い。
地味なようですが、大変美しい翅をした魅力的なチョウです。


コナラの樹液に集まる昆虫たち
コナラはドングリの木の一種です。
秋になると細長い形のドングリを実らせて私たちを楽しませてくれますが、夏の間もこのように色々な昆虫に樹液を与えています。
写真にはオオムラサキのほか、カナブン、ヤブキリの仲間(?)、アリが写っています。


イワタバコ
イワタバコという植物は、山林の中の水がしみ出している湿った崖や岩場にしか生えていません。そのため、なかなかお目にかかることはできません。