ネイチャー・コンタクト ~ 自然とディープにふれあおう ~

アフターや休日にふれあう、いろいろな自然。ネイチャーコンタクト・フォトブログです。

36時間 箱根の旅

2011年09月16日 | 旅行記
今週の火曜日と水曜日で、1泊2日の箱根旅行に行ってきました。
家を出発したのが13日(火)の朝6時、帰宅したのが14日(水)の夜6時だったので、
1日24時間と半日12時間で、36時間の旅です。

緑の山々に囲まれ、歩きながら道端に咲く山の草花を目にしたり、
ケーブルカー、ロープウェイ、船と色々な乗り物に揺られたり、
また、ゆっくりと硫黄の温泉につかったり、おいしい食事をいただいたりして、
満足した旅となりました。

日頃は雑多で忙しい職場で1日の大半を過ごし、
カリカリイライラしたペースにはまってしまっています。
しかし今回の旅で、すっかり自分のリズムを取り戻すことができました。
これだから旅は好きです。

そうそう、この旅が満足したものとなった理由がもう一つあります。
いつもはY旅館という宿に宿泊するのですが、
今回はもう少し安めの宿を探して、ちがう旅館に泊まりました。
それが当たりだったのです!

というのは、この旅館のサービスとして夜の自然観察会のような催しがあり、
車に乗せてもらい仙石原までお月見に行ったのです。
参加者は僕のほかに2組の姉妹か母娘か…
(旅館のご主人は「親子でご旅行良いですね」みたいなことを言われていたのですが、もう一人の方よりも年上に見える方が若くお綺麗に見えたので、実際そうだったのか、それともお友だちどうしだったのかよくわかりません。)
の5名だったのですが、みな「綺麗」「良い催し」と言って好評でした。

ちなみにこの催しでは、この初夏はホタルを見に行き、今度の冬には星を見に行くそうです。
自然や生きもの(野生の生きもの)が好きな僕としては、こういう旅館があると喜んでしまいます。
この旅館ですが、温泉や食事も良かったことは言うまでもありません。




小田原から箱根登山鉄道に乗り換えて強羅に着いたら、今度はケーブルカーで早雲山まで。




早雲山の展望台から、箱根大文字焼の明星岳を望みます。
子供のころ毎年のように家族旅行で箱根に行き、大文字焼を見た思い出があります。




早雲山から深く険しい谷をロープウェイで渡り、大涌谷へ。
こんなところにどうやってロープウェイをとおしたんだろうと思うほどの深く険しい谷。
右側に雲に隠れた富士山が見えます。




大涌谷から富士山を望みます。
手前のススキが初秋を感じさせます。
雲に隠れた富士山もまた悪くはありません。
富士山を隠しているモクモクした雲に迫力を感じます。
富士山の手前にある山に雲が影を落としているのも、いい感じです。




大涌谷からさらにロープウェイに乗って桃源台に到着した後、海賊船に乗って芦ノ湖を渡りました。
キラキラ光る湖面と、船が進むあとに立つ静かな波としぶきが綺麗でした。




箱根町で船を降り、杉並木を歩いて元箱根へと向かいます。




元箱根の芦ノ湖畔から富士山を望みます。
この後、元箱根では昼食をとり、箱根神社に行きました。

箱根神社で、2人組の女の子に写真を撮ってほしいと頼まれました。
一眼レフを持った女の子で、機種はSONYのα200でした。
撮影後、写真を確認してもらうと2人揃って「(撮り方が)うま~い!」と喜んでくれました。
あの後どんな旅をしたのかな。どんな写真が撮れたのかな…。




宿について手続きを済ませます。
その時「イベント:ススキ草原でお月見」のパンフレットが目に入りました。
迷わず参加を申し込みます。

部屋に案内されたあとは、もちろん温泉!

そして夕食をとった後、「ススキ草原でお月見」に旅館の方々とともに向かいました。
十五夜の時期のお月見というと必ずススキも登場するものですが、
都会でススキの草原(くさはら)はまずありません。
こうしたススキ草原と月との景色を見られるのは貴重です。

お月見から帰ってきた後は、寝る前にもちろん温泉です!




2日目、目覚めの後はもちろん温泉!
でもこれがこの旅で最後の温泉です。
朝食をとってすぐに宿を出、箱根湿生花園へ。
ここでは色々な植物が自然に近い形で植え込まれています。
これはごらんのとおり池です。




箱根湿生花園には植生復元区といって、この地ほんらいの自然植生を回復させたエリアもあります。
これは植生復元区に生育するサワギキョウなどです。




同じく、ワレモコウとオミナエシです。




前日1日目の夜に旅館の方々とお月見に行ったススキ草原の仙石原は、湿生花園の近くにあります。
といっても徒歩で20分くらいはかかります。
湿生花園をあとにして、仙石原へと向かいました。
昼間の姿も見たかったからです。

この後の帰路は強羅を経由して大涌谷で土産を購入。
桃源台から海賊船で箱根町に行き、バスで小田原…というルートをたどりました。

この旅で出逢った方、コメントやメールをいただけると大変嬉しいです。
またお会いしましょう。
この旅が満足いったものとなったのと同じように、
みなさんの一人一人の人生という旅が、素晴らしいものとなりますように!