よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

豊かな水-奈良県天川村:みたらい渓谷

2024年07月23日 | 奈良(奈良市以外)
Mitarai Valley, Tenkawa Village, Nara Pref.

さてさて、涼しさを求めて奈良県天川村にある「みたらい渓谷」へやって来たのですが、
清らかな水が流れる渓谷は涼やかな風が吹いていました


奈良県というと、どうしてもイメージするのは東大寺や法隆寺がある奈良県北部だと思います。
奈良県北部は奈良盆地の平坦な土地が広がり、平城京に代表されるように古くから文化が発展した地域です。
今では大阪の通勤エリアでもあり、県の人口の90%は奈良県北部に集まっています


一方、天川村がある奈良県南部は大半が山間部であり、典型的な過疎地域になっています


そして、奈良県南部から和歌山県、三重県にまたがる紀伊半島は日本一の多雨地帯です。
大台ヶ原山という山が奈良県と三重県の県境にあるのですが、年間3000〜4000mmの降水量を毎年記録しており、
1920年には年間8214mmという信じられない降水量の記録が残っています。
ちなみにワタクシが暮らしている大阪は年間降水量が1300mm程度ですから、奈良県南部の雨の多さがわかるかと思います


その豊かな雨が吉野杉に代表される森林を育み、そして美しい渓谷を作り出してきました。その一つが、このみたらい渓谷です


みたらい渓谷には何度も訪れていますが、水量が少ないことは一度もありません。
いつも滔々と水が流れ、その豊富な水が美しい渓谷を彩ります


この先は滝になっています。足を滑らせて川に落ちて流されでもしようものなら命を落としてしまうでしょう。
慎重に岩の上を歩き、足を滑らせないように注意しながら撮影を続けます


この日も大阪などは厳しい猛暑でした。ただ、天川村にくると大阪よりも5〜6℃は気温が低いんです。
ですので、涼しいとまでは言いませんが、茹だるような暑さからは解放された撮影でした


そして、天川村の見どころはみたらい渓谷だけではありません。次の目的地に向かうとしましょうかね

使用したカメラ:1〜3枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


日本は豊富な降水量に恵まれたおかげで、自然豊かな国土となっていました。しかし、ここ数年は雨の降り方が異常になってきましたね。
局地的な集中豪雨、線状降水帯の発生等々、雨は人の命を奪うような存在になってきました。
「雨雨降れ降れ母さんが 蛇の目でお使い嬉しいな」…こんな歌も今の雨には合わなくなってきましたね。



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