よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

日本一の山-静岡県静岡市:日本平

2025年01月17日 | 静岡
Nihondaira, Shizuoka City, Shizuoka Pref.

さてさて、年末の旅行の最終日、静岡に泊まっていたワタクシ達はホテルのチェックアウトを済ませた後、
静岡駅で朝食を食べてからバスに乗り、「日本平」へと向かいました


日本平は静岡県静岡市の駿河区と清水区の境界にある標高307mの丘陵地です。
その名前の由来は、「古事記」などで英雄として語り継がれている日本武尊(やまとたけるのみこと)が関係しているとのことです


ワタクシは日本平に来るのは学生時代以来ですので、40数年ぶりになります。
その時は雨が降っていて、ほとんど展望を楽しむことは出来ませんでした。
しかし、今回は素晴らしい晴天に恵まれて、日本平からの大展望を楽しむことが出来たんですよ


2018年、富士山をはじめ三保松原、駿河湾、静岡市街地など360度の美しい眺望を
楽しむことが出来る展望施設「日本平夢テラス」が日本平に作られました。
まずは富士山の姿に誰もが歓声を上げ、カメラやスマホのレンズを富士山に向けます。
もちろんワタクシも富士山にレンズを向けずにはいられません


富士山右側(南側)に広がる緩やかな山並みは伊豆半島ですね。その手前の海は駿河湾。そして、清水港の港湾施設が見えています。
清水港といえばマグロの水揚げ高が多いことで知られていますね


ワタクシは登山が趣味の一つですが、富士山に登ろうという気持ちはありません。
大人数が行列になった登山道を歩きたいとは思わないし、まずい食事しか出さない上にぎゅうぎゅう詰めの山小屋に泊まりたくありません。
ましてや、まともな装備を持たず、無謀な登山をする観光客の姿を見たいとは思わないんです。
ただ、富士山の美しい姿を眺めることが出来る山々に登るのもいいだろうな。
富士山の展望を楽しむ登山をしてみたいな。そんなことを思うのでした


箱根では山頂が雲に隠れ、富士山の全貌を見ることが出来ませんでした。しかし、この日は見事な姿を見せてくれました。
ワタクシは「好きな山は?」と訊かれたら、鹿島槍ヶ岳や穂高岳、甲斐駒ヶ岳などの名前が頭に思い浮かぶのですが、
こういう姿を見ていると、やっぱり富士山は日本一の山だなぁと思います


日本で一番高い山が富士山であることは誰でも知っています。
では、2番目に高い山は?と訊かれると答えられない人が多いのではないでしょうか。答えは南アルプスにある北岳(3193m)なんです。
北岳は社会人になって間もないころに登りましたが、それはそれは素晴らしい山でした。
でも、1番と2番とであまりにも知名度に違いがあるのが、北岳がちょっと不憫に思えてしまいます


こちらは南アルプス南部の山々です。静岡市って市の面積がすごく大きいのですが、
一番標高が高い場所は南アルプスの間ノ岳で3189m。そして海抜0mの海から、目の前の駿河湾は深さが2500mもあるんです。
ですので間ノ岳の山頂から駿河湾の海底までだと、静岡市って標高差が5500m以上もあるんですよ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


関西に住む私にとって、富士山は「遠き山」です。日常生活の中に、富士山というものは私の中には存在しません。
富士山を日常的に見ることが出来る関東の人とは、富士山に対する感情は大きく違うと思います。
そんなことを思うようになったのは、葛飾北斎の「富嶽三十六景」見た時です。
富士山が日常の中にある…そんな想いが、葛飾北斎にあの素晴らしい浮世絵を描かせたのだと思うのですよ。



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