Kagoshima City, Kagoshima Pref.
さてさて、鹿児島県鹿児島市を訪れたワタクシ達ですが、鹿児島と言えば桜島。
桜島と言えば鹿児島と言うくらい、鹿児島にとって桜島はシンボル的存在ですよねぇ。
ワタクシのオカン(母)は、戦時中に鹿児島に疎開していました。
オカンが鹿児島で過ごしたのは、小学校高学年から中学校卒業までだったそうです。
オカンの人生は、父親のせいで決して幸せなものではありませんでした。
そんなオカンが、疎開していた時代のことを話す時は、本当に嬉しそうに話をするのです。
本来なら疎開というのは楽しいはずも無く、辛いことも多かったはずなのに、
オカンが鹿児島の話をする時は心から嬉しそうに話をするのです。
オカンの疎開先は桜島の麓の小さな街でした。オカンは「死ぬまでにもう一度桜島を見たい」と、
何度かワタクシに話をしていました。ところがこのオカン、飛行機は「落ちるから嫌や」、船は「沈むかもしれんがな」、
自動車は「あんたの運転は頼りにならんから怖い」と言うので、なかなか鹿児島に行くことは出来ませんでした。
そんな中、鹿児島まで新幹線が開通することになった時、「オカン、これやったら鹿児島に行けるな」と言うと、
「嬉しいなぁ。連れて行ってくれるか」と新幹線の開通を待ちわびていたんです。
しかし、新幹線が開通した時、オカンはすっかり体調が悪くなってしまい、旅行に行ける状態ではなくなりました。
今回、ワタクシ達が鹿児島に行くことを話すと「お願いがあるねん。桜島が見える錦江湾で、石を拾ってきてくれへんか」と
ワタクシに言うんですよ。ワタクシ、この海岸で家人と一緒に石を拾い、大阪に帰ってからオカンに渡しました。
「ああ、鹿児島の石や」と涙ぐむオカンを見た時、元気な時に無理やりにでも飛行機に乗せて、
鹿児島に連れて行ってやればよかったと、ただただ後悔するばかりでした。
城山の麓にある西郷隆盛像は、軍服を着た威風堂々たる姿です。
東京の上野にある西郷隆盛像が、浴衣姿であるのとは対照的ですね。
上野の銅像の除幕式で、「宿んしはこげんなお人じゃなかったこてえ(うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ)」と
隆盛の妻糸子が言ったのは有名な話です。どこが「こんな人じゃなかった」のかは、諸説があるのですが、
有力な説として、西郷隆盛は何事にもきちんとしていて威厳のある人だった。
したがって、たとえ外出するにしても、着物姿ででることはなかったというのがあるんですよね。
西郷さんの銅像から10分ほど歩くと、天文館という鹿児島市最大の繁華街があるんですよ。
この日は12月30日。商店街も正月準備が進んでいるようでした。
昨今はどこに行ってもアーケード商店街が寂れている姿を見るのですが、ここ天文館はそうではありませんでした。
地元の人、そして観光客で大いに賑わっていたんですよ。
商店街の傍を可愛い路面電車が走っていました。九州では鹿児島、熊本、長崎で路面電車が健在なんですよねぇ。
ではでは、そろそろ今日の宿泊地に向かうとしましょうかねぇ。
使用したカメラ:1,6,7枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1
気がつけば母も80歳になりました。すっかり体調も悪くなってしまい、身体も小さくなった気がします。
「親孝行 したい時には 親は無し」という川柳がありますが、なんとかもう一度体調がよくなったら、
鹿児島に連れて行ってやりたいと思います。桜島をもう一度見せてやりたいのです。
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さてさて、鹿児島県鹿児島市を訪れたワタクシ達ですが、鹿児島と言えば桜島。
桜島と言えば鹿児島と言うくらい、鹿児島にとって桜島はシンボル的存在ですよねぇ。
ワタクシのオカン(母)は、戦時中に鹿児島に疎開していました。
オカンが鹿児島で過ごしたのは、小学校高学年から中学校卒業までだったそうです。
オカンの人生は、父親のせいで決して幸せなものではありませんでした。
そんなオカンが、疎開していた時代のことを話す時は、本当に嬉しそうに話をするのです。
本来なら疎開というのは楽しいはずも無く、辛いことも多かったはずなのに、
オカンが鹿児島の話をする時は心から嬉しそうに話をするのです。
オカンの疎開先は桜島の麓の小さな街でした。オカンは「死ぬまでにもう一度桜島を見たい」と、
何度かワタクシに話をしていました。ところがこのオカン、飛行機は「落ちるから嫌や」、船は「沈むかもしれんがな」、
自動車は「あんたの運転は頼りにならんから怖い」と言うので、なかなか鹿児島に行くことは出来ませんでした。
そんな中、鹿児島まで新幹線が開通することになった時、「オカン、これやったら鹿児島に行けるな」と言うと、
「嬉しいなぁ。連れて行ってくれるか」と新幹線の開通を待ちわびていたんです。
しかし、新幹線が開通した時、オカンはすっかり体調が悪くなってしまい、旅行に行ける状態ではなくなりました。
今回、ワタクシ達が鹿児島に行くことを話すと「お願いがあるねん。桜島が見える錦江湾で、石を拾ってきてくれへんか」と
ワタクシに言うんですよ。ワタクシ、この海岸で家人と一緒に石を拾い、大阪に帰ってからオカンに渡しました。
「ああ、鹿児島の石や」と涙ぐむオカンを見た時、元気な時に無理やりにでも飛行機に乗せて、
鹿児島に連れて行ってやればよかったと、ただただ後悔するばかりでした。
城山の麓にある西郷隆盛像は、軍服を着た威風堂々たる姿です。
東京の上野にある西郷隆盛像が、浴衣姿であるのとは対照的ですね。
上野の銅像の除幕式で、「宿んしはこげんなお人じゃなかったこてえ(うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ)」と
隆盛の妻糸子が言ったのは有名な話です。どこが「こんな人じゃなかった」のかは、諸説があるのですが、
有力な説として、西郷隆盛は何事にもきちんとしていて威厳のある人だった。
したがって、たとえ外出するにしても、着物姿ででることはなかったというのがあるんですよね。
西郷さんの銅像から10分ほど歩くと、天文館という鹿児島市最大の繁華街があるんですよ。
この日は12月30日。商店街も正月準備が進んでいるようでした。
昨今はどこに行ってもアーケード商店街が寂れている姿を見るのですが、ここ天文館はそうではありませんでした。
地元の人、そして観光客で大いに賑わっていたんですよ。
商店街の傍を可愛い路面電車が走っていました。九州では鹿児島、熊本、長崎で路面電車が健在なんですよねぇ。
ではでは、そろそろ今日の宿泊地に向かうとしましょうかねぇ。
使用したカメラ:1,6,7枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1
気がつけば母も80歳になりました。すっかり体調も悪くなってしまい、身体も小さくなった気がします。
「親孝行 したい時には 親は無し」という川柳がありますが、なんとかもう一度体調がよくなったら、
鹿児島に連れて行ってやりたいと思います。桜島をもう一度見せてやりたいのです。
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あの川柳を思い出します。
親孝行に後悔しない子供はいないでしょうね。
かなり親孝行はしてきたつもりでも
いなくなると後悔ばかりです。
特に母親に対しては息子は特別ですね。
お母さんがそれほどまで櫻島を見たいのであれば、
博多から在来線に乗って鹿児島まで行ったらよかったと思います。
ゆっくり行っても鹿児島へ午後3時に着きます。(私もそうでした)
その頃だったら、櫻島もきれいに見えたことと思います。
お母さんが、桜島麓に疎開していたとは、初めて知りました。
楽しみに見ています
ポチ (^^)/
昨秋亡くなった母のことがしきりに思われました。
丁度 母が今の私の年齢の頃。
「アンタの処に行くと、いつもおらへん。たまにおると友達がきてはる」と寂しそうに言った言葉が妙に心によみがえってきます。
もう少しかかわってれば・・・
介護の時は、いつまで続くのかと
途方に暮れたときもあったのに、
今となれば、後悔しきりです。
更新が早くコメントがおっつきません(゜_゜>)
南日本新聞に新発見の西郷隆盛
画像が指宿で発見されたという
報道があり、スマホの(ヤフー
ニュースであったか?)画面で
カラー写真を見たところです。
なんでも旧家の仏間に掲げてあ
ったとのことですが、南洲翁の
末裔たちの談として、家に伝わ
る隆盛の特徴が如実に表れてい
るとのこと。極めつけは明治初
期の陸軍軍服である肋骨服。こ
こまで引っ張ったのには、鹿児
島の西郷銅像は昭和の作である
ため、十分な時代考証がされて
おらず、その証拠に肋骨服の表
現がされていないということ。
かたや上野の浴衣像(因みに犬
は別鋳で作者も異なる)、かた
や鹿児島の軍服像、糸夫人が見
ることがあったなら、冒頭のセ
リフを繰り返したことでしょう
ね。
鹿児島の石、お母様も喜んだでしょうね!
お母様の体調が戻って、桜島を見れることを願っています。
電車も有難うでした。
よかったです。
ずいぶん遠い所だったのですね。
普通は寂しかったと思うのですが
よほど楽しい所だったのでしょう。
元気になられたら新幹線に乗って
連れて行ってあげてくださいね。
★(^_-)-☆よっちんさん、お早うございま~す!
お越し頂き心温まるコメントや応援をありがとうございます。
大寒にに入り此方広島も一段と寒さが増しましたがお互いに風邪など引かない様に注意しましょ~ネ!
@(´・ω・`)@桜島と錦江湾のコラボ何時見ても良いね~!
今年はNHK「西郷どん」で鹿児島は賑わいそうですネ。
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・四国・西国121寺巡りで京都市の第11番札所・醍醐寺を訪問した時の回想録を作りましたのでお付き合い頂ければ幸せま~す!
ご覧頂いた感想コメントも楽しみにお待ちしていま~す!
◇今日も元気で陽気で楽しく過ごしましょ~!それではバイ・バ~ィ!
私は旅行する時は母と行くことが多かったのですが、数年前から旅に出られるような状態でなくなり、一人旅が多くなりました。
歩けるうちに連れて行ってあげないと後悔しますよね。