山間の秘湯へ-長野県小谷村：奉納温泉

さてさて、栂池自然園で素晴らしい紅葉と山の展望を楽しんだワタクシ達は、次にどこに行こうかということになりました。
けっこう歩いたので身体も若干汗ばんでおります。当然のごとく「温泉に入りたいなぁ」という話になりました。
ちょうど都合よく、栂池のゴンドラリフト前に観光案内所があったので、そこで小谷村の観光地図をゲット。
いくつかある温泉の中で、ワタクシ達が目をつけたのが小谷村の山間にある奉納温泉でありました。

地名というのは面白いもので、奉納温泉と書いて『ぶのうおんせん』と読むのですね。
ワタクシ達は「こんな道の先に温泉があるんかいな」と不安を感じつつも、狭い山道を登って行きました。
するとすると…


古びた一軒の温泉宿がありました。周囲にはなーんにもありません。
これぞ「秘湯」という感じですな。


手書きの看板がなんとも微笑ましい。なんだか昭和の時代に戻ったような気がいたします。


手作り感いっぱいの一軒宿。ではでは、温泉に行くとしましょうか。


浴槽はワタクシ達の貸切でありました。
温泉は内湯のみですが、高濃度の塩分と炭酸水素分が含まれていてとろりとした泉質でありました。
これはこれはお肌すべすべになりますな。

「子宝の湯」と書かれてありましたが、これはワタクシには効能が無さそうです。


ゆーっくりお湯に浸かって汗を流し、ワタクシ達はさっぱりとした気分で外に出てまいりました。
お宿の周りはコスモスの花が一杯でありました。


なんとも長閑で、ホッとするような温泉宿でありました。
「いいお湯やったなぁ」とワタクシ達は満足でありました。


このあたりは日本でも有数の豪雪地帯です。もうすぐ冬がやって来ると、本当に下界とは隔離されたような場所になるのでしょうね。

使用したカメラ：Canon EOS7D


私が信州を大好きな理由はたくさんあるのですが、その中の一つが「温泉が多い」ということなんです。
山に登ると水は貴重品ですので、山小屋には風呂は勿論シャワーもありません。
山に泊まって下山してくると、「温泉に入りたい～」と思うのですが
信州ですと大概の下山地には温泉があるんですよね。


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