思わず笑みが…-滋賀県日野町

Hino Town, Shiga Pref.

さてさて、滋賀県日野町にやって来たワタクシ達でありますが、古い町並みの東端に立派な神社が鎮座しておりました。


ここは馬見岡綿向神社（うまみおかわたむきじんじゃ）といいまして、日野町の東にそびえる綿向山の山頂に祀られている大嵩神社の里宮なんです。
平安時代の初期に現在の地に移転されたとされており、鎌倉時代から安土桃山時代にかけて、この地の領主であった蒲生氏一族は氏神としました。


江戸時代には全国に名をはせた近江商人の中の日野商人達の財力に支えられ、出世開運の神として崇敬が集まるんです。


商人の財力があったからでしょう。神社は想像以上に立派で、重厚な佇まいでありました。


関西に住むワタクシは、伊勢神宮や上賀茂神社など、大層立派な神社を何度も見ているのですが、
この馬見岡綿向神社は伊勢神宮や上賀茂神社には規模では比べものになりませんが、十分に立派で趣のある神社でした。


ではでは、神社を後にして、日野町のメインストリートの方に向かうとしましょうかね。


メインストリートもいたるところにお雛様が飾られておりました。可愛いものですねぇ。


これは「ほいのぼり」というのですが、日枝神社の春の祭礼には、氏子が丹念に作り上げた「ほいのぼり」を、神社の境内に持ち寄って、
それを立てて、その下で、宴会をするという習わしがあります。桜の時期が終わってからのお祭りですが、桜の木の下で宴会をするような雰囲気でしょうね。


こちらでは幼稚園児たちが作ったお雛様が飾られていたんです。微笑ましいですよねぇ。


地域の人に愛され、地域の人に支えられている子供たち…都会では失われたしまった大切なものを、垣間見た気がしました。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


大阪の中学校、小学校や幼稚園は、稼業時間帯も校門がすべて閉められています。不審者が侵入するのを防止するためです。
子供たちは「見知らぬ大人に声をかけられたら逃げなさい」「大人と接触しないように気をつけなさい」と教えられます。
もし私などがカメラのレンズを園児や児童に向けていたら、間違いなく不審者扱いされることでしょう。寂しい世の中になったものです。


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