Iba, Higashi Omi City, Shiga Pref.
さてさて、東近江市で今も水路が残っている伊庭の集落を訪ねたワタクシなのですが、
集落を抜けて伊庭内湖の方へ歩いて行きました。
これが伊庭内湖なのですが、そもそも「内湖」とはなんでしょうか。ちょっと簡単に説明させていただきますね。
琵琶湖沿岸では、本来琵琶湖の一部であった水域が沿岸漂砂や河川から運ばれた土砂の堆積等により、
水路等の一部分以外は琵琶湖と隔てられた水域が生じます。
内湖とは、このように琵琶湖湖岸の内(陸)側に生じた池、沼、沢等と呼ばれているものの総称なんですよ。
多くの内湖が干拓されて無くなっていった中、伊庭内湖は今も残る貴重な内湖なんです。
この図はかつての伊庭内湖周辺の地図ですが、最大の内湖であった大中の湖は干拓によってほぼ無くなってしまいました。
今では「西の湖」と「伊庭内湖」は内湖として残った貴重な存在です。
内湖は湖水の循環によってその流域全体の浄化機能を果たしたり、在来魚の産卵場所にもなったりと、
実はとても大きな役割を担っているんです。今にして思えば「食糧増産」の目的で水田拡大のために干拓されたことがもったいないですね。
食糧不足の時代に水田拡大を考えるのは仕方がないのですが、戦後になって米の消費量が減少してきていたにもかかわらず、
「一度決まった計画だから」という理由で、日本各地で干拓事業が進められたのは納得がいきません。
秋田県の八郎潟、長崎県の諫早湾などがその際たるものでしょう。
この伊庭内湖はもう干拓されることはないでしょう。これからも多くの在来魚の産卵場所として貴重な存在であってほしいです。
ただ、琵琶湖はブラックバス、ブルーギル、さらにはもっと凶暴なチャネルキャットフィッシュなどの数が増えて、
在来魚の数が激減しているのも大きな問題なんですよ。
もう稲刈りが終わって、稲架(はさ)掛けをしている田んぼがありました。
ワタクシの知人で農業をしている人がいるのですが、「天日で干したお米は味が違うで」といつも言います。
そして、ありがたいことに「味が違うで」という天日干しのお米を毎年譲っていただけるんです。
そのお米を電気炊飯器ではなく、ガスコンロで炊いていただくのですが、やっぱり美味しいんですよね。
立派な白壁の蔵がありましたが、舟板塀が使われているのを見ることが出来ました。
舟板って防腐効果があって痛みにくいのだと教えてもらったことが記憶に残っておりました。
以前、同じ滋賀県の長浜市で、舟板塀の民家が立ち並ぶ光景を見たことをワタクシは思い出していました。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/c3b0ef3dba9ca540a7901cf89dc7a616
ではでは、伊庭の集落の散策を続けていくとしましょうか。ワタクシ、実に楽しい気分で散策をしていたんですよ。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
少なくとも昭和30年代、40年代以降の干拓事業って全く無意味だと思うのですが、日本各地で干拓事業は続きました。
そのおかげで儲ける土建屋、そして土建屋と繋がる多くの政治家たちがいたのでしょう。
悲しいのはその図式が、令和の今もさほど変わらないこと。そして、そんな政治家に投票する国民が数多くいることです。
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さてさて、東近江市で今も水路が残っている伊庭の集落を訪ねたワタクシなのですが、
集落を抜けて伊庭内湖の方へ歩いて行きました。
これが伊庭内湖なのですが、そもそも「内湖」とはなんでしょうか。ちょっと簡単に説明させていただきますね。
琵琶湖沿岸では、本来琵琶湖の一部であった水域が沿岸漂砂や河川から運ばれた土砂の堆積等により、
水路等の一部分以外は琵琶湖と隔てられた水域が生じます。
内湖とは、このように琵琶湖湖岸の内(陸)側に生じた池、沼、沢等と呼ばれているものの総称なんですよ。
多くの内湖が干拓されて無くなっていった中、伊庭内湖は今も残る貴重な内湖なんです。
この図はかつての伊庭内湖周辺の地図ですが、最大の内湖であった大中の湖は干拓によってほぼ無くなってしまいました。
今では「西の湖」と「伊庭内湖」は内湖として残った貴重な存在です。
内湖は湖水の循環によってその流域全体の浄化機能を果たしたり、在来魚の産卵場所にもなったりと、
実はとても大きな役割を担っているんです。今にして思えば「食糧増産」の目的で水田拡大のために干拓されたことがもったいないですね。
食糧不足の時代に水田拡大を考えるのは仕方がないのですが、戦後になって米の消費量が減少してきていたにもかかわらず、
「一度決まった計画だから」という理由で、日本各地で干拓事業が進められたのは納得がいきません。
秋田県の八郎潟、長崎県の諫早湾などがその際たるものでしょう。
この伊庭内湖はもう干拓されることはないでしょう。これからも多くの在来魚の産卵場所として貴重な存在であってほしいです。
ただ、琵琶湖はブラックバス、ブルーギル、さらにはもっと凶暴なチャネルキャットフィッシュなどの数が増えて、
在来魚の数が激減しているのも大きな問題なんですよ。
もう稲刈りが終わって、稲架(はさ)掛けをしている田んぼがありました。
ワタクシの知人で農業をしている人がいるのですが、「天日で干したお米は味が違うで」といつも言います。
そして、ありがたいことに「味が違うで」という天日干しのお米を毎年譲っていただけるんです。
そのお米を電気炊飯器ではなく、ガスコンロで炊いていただくのですが、やっぱり美味しいんですよね。
立派な白壁の蔵がありましたが、舟板塀が使われているのを見ることが出来ました。
舟板って防腐効果があって痛みにくいのだと教えてもらったことが記憶に残っておりました。
以前、同じ滋賀県の長浜市で、舟板塀の民家が立ち並ぶ光景を見たことをワタクシは思い出していました。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/c3b0ef3dba9ca540a7901cf89dc7a616
ではでは、伊庭の集落の散策を続けていくとしましょうか。ワタクシ、実に楽しい気分で散策をしていたんですよ。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
少なくとも昭和30年代、40年代以降の干拓事業って全く無意味だと思うのですが、日本各地で干拓事業は続きました。
そのおかげで儲ける土建屋、そして土建屋と繋がる多くの政治家たちがいたのでしょう。
悲しいのはその図式が、令和の今もさほど変わらないこと。そして、そんな政治家に投票する国民が数多くいることです。
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近江市伊庭、これ何て読むのですか?
ダテと読むのですか?
僕も27500円もした三菱電機の炊飯器を
かたずけて、今は少し厚めのステンレス鍋で
ご飯を炊いています。
炊飯器に劣らぬ美味しいご飯が出来ます。
おかずが要らないくらい美味しいのです。
それに炊飯器の半分の時間で炊けるのも
ありがたいです。
勉強になります。
大中の湖は開拓事業によって無くなったんですね。
在来魚の産卵場所になったりと、意味がある
場所だったのにね。
天日干しのお米は、味がちゃう。
食べたいです。
凸
場所は忘れましたがこの近くで食べた近江牛の焼肉が美味しかったのを覚えています
伊庭内湖、在来魚の産卵場所として
大切に保存されますように願います
今は稲架(はさ)掛けをしてる田んぼは見かけることが
殆どありません
天日干しは、味が違うのですね
ご飯が美味しいと幸せになりますね
前が見えない政治家さんなんですね
はざかけのお米は美味しいしいいものでしょうね
金木犀のシロップ煮はほとんどお菓子を作るのに使っているようです
私も同感です。
無くした自然は帰りません。
むかしの面影は 無い様ですね。
先日は心温まるコメントや応援ポッチを有難う御座いました;感謝&✌で~す!
💻>今日は「伊庭の集落」を紹介して貰い有難う御座いました;👍&👏で~す!
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*👴:今朝もblogはアップしてますので遊びにお越し下さい<welcome👇>
🎥を見て頂いた感想コメントも宜しくお願いしますネ。
🔶秋バテに注意して過ごして下さい;それではまた👋・👋!
確かに政治家さん土木会社の人が多いですね
稲のはさかけも見られなくなりました
天日干しのお米は美味しいでしょうね
御飯がおいしいと幸せな気持ちになりますね