こんにちは😃今日は真夏日を記録した場所が多かったようですね。治療室でもエアコンを入れました!やっと夏らしいお天気になってきましたね!
鍼灸治療を継続的に受けていると、血糖値が下がってきた!という患者さまがかなり多く見られます。血糖値が下がるツボ!を使っていると思われるでしょうか?
答えはいいえです。もし、そんな魔法のようなツボがあればきっと日本中に広まっているでしょうね。いえいえ、/世界的に大ブームになるでしょう!
当院で行なっている漢方鍼治療というのは、全身調整を行なっています。全身調整というとざっくりしすぎてわかりづらいかもしれません。簡単に言い換えるとバランス調整です。虚実補瀉といいますが、不足気味のところを補って、過多や亢進気味のところは少し除いてみたり、発散させたりすることによって全身の気血の巡りをいい状態にしていく治療です。
血糖値の高い方は、インスリンの分泌が少し足りなくなってきている状態です。インスリンというのは血中の糖分が多すぎることがないように下げるために働いているホルモンで、本来は自分の体から分泌されているものです。しかし、過食や運動不足、様々な要因でそのホルモンが出づらくなってしまうと、血糖値が上がってしまうのです。血糖値が高い状態が続くと、血管を痛めてしまい様々な合併症を引き起こしてしまいます。このために、糖尿病は大変深刻な生活習慣病とされていますね。
鍼灸治療を継続して受けていると、本来の身体の持っている免疫機構が賦活してまいります。インスリンの分泌も自然と正常な方向に向かってきてくれることから、血糖値が下がってくるのですね。血糖値が下がるツボで!下がってくるわけではございません!
鍼灸の魅力は、ちょうどいい状態に近づけてくれる作用があることです。少し体重を増やしたい方は体重増加に、逆に減量したい方は徐々に減量の方向に向かっていくことです。ただ、日々の生活のなかで原因のあるかたは、当然そちらの改善が必要です。養生と治療が健康への車の両輪なのですね。どちらかだけでは効果はなかなか得られません。
隠れ糖尿病患者が、現代は5人に1人とも言われています。本当の糖尿病にならないためにも、食事や運動に留意して、身体のメンテナンスに鍼灸という選択肢はいかがでしょうか?
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