12月11日に起きた、「新幹線のぞみ」博多発東京行の車両台車の亀裂問題では、JR西日本は、問題の車両は11月30日に台車を目視で点検していたと述べています。赤旗新聞の取材では、西日本の新幹線検査要員が今年4月に20人削減されていることが明らかになりました。同社は、今回トラブルを起こした「N700系」新幹線に限り「30日、または走行距離3万㌔以内」としていた検査の間隔を、4月1日から「45日、または走行距離6万㌔以内」に変更しています。要員削減を行い一方で、異音や煙の発生など不具合への迅速な対処(予兆管理)や異常時対応マニュアル整備の遅れ、JR東海との情報共有など対策が後回しになっています。