松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

畑地灌漑の残地に雑草が

2022年03月18日 | 日記

 戦後、さがみ野台地に農業用水路を整備して畑を水田にする計画として畑灌が整備されました。当時の計画では、相模原市・座間市・海老名市・大和市・綾瀬市・藤沢市となっています。
 相模原市の北部方面から、さがみ野台地にコンクリートの管を繋いで北から南にひいていますが、綾瀬市の場合、落合南1丁目・2丁目には当時の残骸が残っていますが、落合南3丁目・4丁目・上土棚南地域は工事が行なわれなかったようです。戦後、食糧の増産を急いだが綾瀬市南部地域の工事を行う段階ではコメの増産は必要なくなりました。
 綾瀬市内には、西側から目久尻川、比留川、蓼川は流れ、畑地灌漑は春日原の大地で行われました。
 綾瀬市委員会事務所の西側の空き地には、畑灌のコンクリートが15年程前まで残っていました。
 いま、問題になっているのは、用水路跡地の管理を綾瀬市が殆ど行わないで、60年程隣接農家が除草などを無料で行っています。一部は隣接地権者の要望で防草シートの設置が行われていますが、経年劣化シートが傷み雑草が伸びています。綾瀬市が管理している畑地灌漑は、現在、農業振興課・道路管理課・下水道課・公共資産課が、それぞれ管理していますが、管理台帳が整備されていないので市民から苦情が出たら、どこの課が管理している用地を確認してから対応になります。コンクリートの残骸が残っているので、機械での作業が出来ずに農家が手作業で行っています。
 市に対策を求めて行きます。