松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

厚木基地内調整池の水の蓼川への放流について、市から7日に報告がありました。

2022年10月08日 | 日記
  厚木基地内調整池の水の蓼川への放流について 本日、防衛省南関東防衛局より、厚木基地内調整池におけるPFOS等泡消火薬剤 を含む水の河川放流について、次のとおり情報提供がありましたのでお知らせします。 
 
【情報提供の概要】  本日、国が米側より以下の説明を受けた。  厚木基地内で、10月2日より粒状活性炭フィルターによる調整池の水の循 環を開始した。  循環中の粒状活性炭フィルターの入口において2回サンプリングを実施した ところ、それぞれPFOS及びPFOAの合算値で 1,079ng/l、1,084ng/l であったが、出口で2回サンプリングしたところPFOS及びPFOAの合 算値で、4.6ng/l、4.8ng/l であった。  これらの結果を受け、今週末の降雨によるオーバーフローを懸念し、厚木基 地は、引き続き調整池の水を粒状活性炭フィルターに通し、その後、調整池 には戻さず、蓼川に放流する。
 
  市としては、かねてより排水の処理について丁寧な説明を行うよう要請してきたと ころですが、突然このような決定がされたことは遺憾であり、以下の項目について国 に対し口頭要請を行いました。 
 
【要請内容】 (1) 放流される排水のPFOS等の濃度を継続的に監視し、周辺への影響調査を 確実に実施すること。 (2) 市民の不安を払拭するため、蓼川への放流の必要性や安全性について市民に 対して丁寧に説明すること。 (3) 今後の対応にあたっては、地元自治体に対しても事前に説明すること。 (4) 確認された事実について速やかに公表すること。 (5) 情報提供を引き続き行うこと。
 
 今回の報告を受けて、米軍や防衛省がPFOS を蓼川に放出する事が判明しました。一昨日6日の県の記者会見資料には「米側から、調整池におけるPFOS等を低減するための措置について説明を受けたと書かれていますが、放出についての説明を受けているのかが問われる問題です。
 昨日の議員厚生会の研修で、基地司令官が挨拶の中で調整池に触れてあいまいな発言をしていた内容が蓼川への放出だったと思われます。
 
 
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7日に議員厚生会で、厚木基地の調整池視察、事前にPFOS流出についての質問はNG

2022年10月08日 | 日記
 綾瀬市議会の今年の議員研修は、厚木基地内の調整池施設を視察することを事前に計画していました。
 事前に国籍を証明する書類の準備を要求され、基地内ではターミナルでの集合写真以外の写真撮影は行わない事、質問はPFOSの問題はしない事が事前に要求されました。調整池視察は雨が降っている場合はバスを降りないで車中からの見るだけとの条件が出されました。
 参加者は事前に名簿を提出し、大和市側の東門からバスで入ったら、警備担当がバスに乗り込み、一人ひとりの身分証明と事前に提出していた参加者名簿をチェックしました。議員活動40年間で厚木基地を含め各地の基地を行政視察で基地内に入って来ましたが初めての経験です。
 ターミナル2階の会場では、最初に防衛省職員の挨拶、基地司令官の挨拶、議員厚生会会長挨拶、厚木基地概要について海上自衛隊の説明、調整池の説明で現在稼働している左岸側調整池は約16800立米、埋蔵文化財の調査を行っている右岸調整池は約23000立米の報告が有りました。
 質疑の時間に、雨水を集める流域面積を確認したら、左岸側約130ヘクタール、右岸側約150ヘクタール。私が約20年前に厚木基地から大量の雨水が蓼川に流れている基地南西部の弾薬庫周辺の雨水は今回の左岸側の調整池に流れるのかとの質問に対して、その地域は調整池の流域には入っていないとの説明が有りました。
 2か所の調整池の視察は、右岸側は木々の隙間ら遠い距離にブルーシートが見えていました。左岸側は調整池より高い道路からの車内視察でした。 
 今回の厚木基地内は、東門から入って北側から回り、滑走路脇のターミナルで説明を受け、南側を回って東門から出ましたが、厚木基地の広さを実感しました。
 
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