松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

バングラディシュの海外協力⓺

2021年12月24日 | 日記

 飛行機が高度を下げて来たらバングラディシュの地面が見えて来ました。バングラディシュに雨期がある事は事前に学習していましたが、機上から大地を見ると想像以上に驚きました。
 地上に見えるのは、幹線道路と住宅だけで殆どの土地が冠水して水面の下になっています。頭に浮かんだのはこの国では船で生活するのだと思いました。
 後で判明したのは1 974 年の大洪水が発生したのです。翌年の雨期に経験して理解したのですが日本の洪水は一瞬に水位が上昇しますが、バングラディシュの水位の上昇は平面的に増えていきます。地面に杭を刺して観察すると1日で横に3m水面が増えるような状態でした。
 首都のダッカ国際空港に到着して、7月に事務所兼宿舎として賃貸したコラバガン地域の家に向かいました。4部屋で水洗トイレも有りました。日本人男性4人、女性2人、ベンガル人が男性1名、女性1名の共同生活。事務所から近くのバス停までの路地は膝まで浸かって歩かないといけない状態です。到着した日に冠水していたかは記憶がはっきりしていませんが、10日程度後には冠水していました。ベンガル人の方は若く高学歴で私たちに日常の生活のアドバイスをしてくれました。室内に水洗トイレがありますがトイレットペーパーはありません、左手でお尻を拭いて、水ポットで左手を流す仕組みです。正確に確認していませんが道路にマンホールは無かったので排水管で近くの空き地か用水路に垂れ流しだったと思います。トイレットペーパーを使用しないので河川の汚れは気になりませんでした。


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