福田内閣の支持率20%。政党の支持率も各社の調査では民主が自民を上回っています。自民党は言うまでもなく危機的状況にあります。このままずるずる行くと、本当に危ない。なぜこのような評価になったのか。もちろんいくつもの複合的な要素がからみ合っての結果ですが、その底流にあるものをしっかり見極めなくてはなりません。
山口2区の衆院補選で自民党は敗れました、選挙中「年金から医療保険料を天引きするなんて、けしからん!!」の大合唱の中の選挙でした。4月30日再議決でガソリンの暫定税率分25円を元に戻しました。当然批判のほこ先は政府与党に向かいます。こうした出来事の直後の世論調査でした。
残念ながらと言うべきか、くやしくもありますが、ここのところ小沢戦略に政府与党は、そして同時に政治全体が完全に引きずり回されています。そういう意味では自民がピンチで民主がチャンスではなくて、政治全体がピンチに陥っている感じです。
私は日本人は賢明で優秀ですから、政策的なことは冷静になってよく説明を聞いていただいて、よく全体を考えていただくと、大きな日本の向かうべき方向については理解いただける、と思っています。
高齢者医療は誰が考えても税と現役世代の支援が決定的により多く必要です。ガソリン課税も国際的比較や、温暖化防止、CO2削減が地球的課題の今日、おのずと答えが出るのだろうと思います。
ただ、今は残念ながら、一人一人の国民の皆様の感情論が全面に出ていて、こう言うと叱られるかもしれませんが、それをまたテレビがあおり立てるという図式になっています。
むしろ私は問題の本質は別のところにあると感じています。自民党が一番いけなかったことは何か。長期政権のなかで一番反省すべきは何か。それは、もちろん全部が全部ではありませんが官僚の、役人のムダ遣い、非効率な仕事ぶり、不作為などを十分監視監督して、問題があれば是正し、必要な罰則を与え、国民の皆様からお預かりしている貴重な税金の使い方について、本当に緊張感を持って厳しい姿勢で臨んでいたか、ある種の惰性はなかったか、ということです。
社会保険庁しかり、国土交通省道路局しかり、と言わざるを得ません。やはり政治は結果責任です。社保庁は国費評議会という組合が酷すぎて、どうしようもなかった。道路特定財源の使い方について十分チェックが出来ていなかった、ではすまされない問題です。国民はここを怒っています。
もちろん霞ヶ関全体がこうした状況にあるのではありません。時々ちょっと酷すぎる内容のTVの報道があります。意味のない感情任せのバッシングで霞ヶ関がやる気を失ったのではそれこそ大きく国益を損ねることになります。
ただやっぱり自民党は霞ヶ関との関係を整理し直すこと、創り変えることが必要です。野党と違って与党なのですから、それだけ各省庁の実態に踏み込めるのですから、野党以上に厳しい姿勢で非効率やムダの排除に徹底して臨まなくてはなりません。
ここをいい加減にすると自民党は国民から見放されてしまいます。もうギリギリのところです。強い決意を持って頑張ります。
衆議院議員 逢沢一郎
山口2区の衆院補選で自民党は敗れました、選挙中「年金から医療保険料を天引きするなんて、けしからん!!」の大合唱の中の選挙でした。4月30日再議決でガソリンの暫定税率分25円を元に戻しました。当然批判のほこ先は政府与党に向かいます。こうした出来事の直後の世論調査でした。
残念ながらと言うべきか、くやしくもありますが、ここのところ小沢戦略に政府与党は、そして同時に政治全体が完全に引きずり回されています。そういう意味では自民がピンチで民主がチャンスではなくて、政治全体がピンチに陥っている感じです。
私は日本人は賢明で優秀ですから、政策的なことは冷静になってよく説明を聞いていただいて、よく全体を考えていただくと、大きな日本の向かうべき方向については理解いただける、と思っています。
高齢者医療は誰が考えても税と現役世代の支援が決定的により多く必要です。ガソリン課税も国際的比較や、温暖化防止、CO2削減が地球的課題の今日、おのずと答えが出るのだろうと思います。
ただ、今は残念ながら、一人一人の国民の皆様の感情論が全面に出ていて、こう言うと叱られるかもしれませんが、それをまたテレビがあおり立てるという図式になっています。
むしろ私は問題の本質は別のところにあると感じています。自民党が一番いけなかったことは何か。長期政権のなかで一番反省すべきは何か。それは、もちろん全部が全部ではありませんが官僚の、役人のムダ遣い、非効率な仕事ぶり、不作為などを十分監視監督して、問題があれば是正し、必要な罰則を与え、国民の皆様からお預かりしている貴重な税金の使い方について、本当に緊張感を持って厳しい姿勢で臨んでいたか、ある種の惰性はなかったか、ということです。
社会保険庁しかり、国土交通省道路局しかり、と言わざるを得ません。やはり政治は結果責任です。社保庁は国費評議会という組合が酷すぎて、どうしようもなかった。道路特定財源の使い方について十分チェックが出来ていなかった、ではすまされない問題です。国民はここを怒っています。
もちろん霞ヶ関全体がこうした状況にあるのではありません。時々ちょっと酷すぎる内容のTVの報道があります。意味のない感情任せのバッシングで霞ヶ関がやる気を失ったのではそれこそ大きく国益を損ねることになります。
ただやっぱり自民党は霞ヶ関との関係を整理し直すこと、創り変えることが必要です。野党と違って与党なのですから、それだけ各省庁の実態に踏み込めるのですから、野党以上に厳しい姿勢で非効率やムダの排除に徹底して臨まなくてはなりません。
ここをいい加減にすると自民党は国民から見放されてしまいます。もうギリギリのところです。強い決意を持って頑張ります。
衆議院議員 逢沢一郎